(複数の異なる時間軸からの情報)
アイエル(Ayel)はロミュランの採鉱者で、採鉱船ナラーダでネロの副官を務めていた。2387年、ナラーダは超新星爆発を吸収するために作られたブラックホールに飲み込まれ行方不明になった。
新時間軸[編集 | ソースを編集]
ナラーダは2233年に出現し、USSケルヴィンを攻撃した。ネロはそれからアイエルに指示してケルヴィンに連絡をとり、停戦交渉と称してケルヴィンの艦長であるリチャード・ロバウ大佐をナラーダに呼んだ。シャトルクラフトで乗船したロバウに対してアイエルはネロの代わりに話し[1]、スポック大使とジェリーフィッシュの居所を尋ねた。ロバウがスポックを知らないと答えると、アイエルは宇宙暦を聞いた。その答えでネロは逆上してロバウを殺害し、ケルヴィンへの攻撃が再開された。
カークと闘うアイエル
25年経った2258年、 アイエルはネロの指示した座標にナラーダが到着したことを報告した。そこでネロはスポックと彼の船を捕らえ、アイエルに赤色物質の準備を命じた。スポックの船から抽出された赤色物質はヴァルカン星の核に投下され、ブラックホールを作って惑星とヴァルカン人口の大半を飲み込んだ。

アイエルは撃たれて落下した
次に地球を攻撃するナラーダにジェイムズ・T・カークとスポックが侵入した。アイエルはカークに不意打ちを食らわせてネロを守った。ネロはカークを殺しかけたが、スポックの船が奪われてナラーダのドリルが破壊されたことを聞き、カークをアイエルに任せた。 カークの首をつかんで持ち上げたアイエルは地球人の弱さに驚きを見せた。ところがそうして満悦している間にカークはアイエルのディスラプターをつかみ取っていた。アイエルは言い残す事はないかカークに聞き、「お前の銃を取った!」という言葉の直後に撃たれた。彼の身体は床の縁から落下し、ナラーダの奥深くへと消えた。(スター・トレック)
付録[編集 | ソースを編集]

アイエル (Star Trek: Countdown)
注釈[編集 | ソースを編集]
背景[編集 | ソースを編集]
初期の脚本では、アイエルは地球の破壊に際してネロに抗議し、復讐はヴァルカン星の破壊で達成したはずだと説明する。ネロはアイエルの考えとロミュラスに帰りたがっているクルーの気持ちを理解するものの、母星の破壊に関わった全てへの復讐を望んでいた。アイエルは反乱を起こすと言って脅迫し、ネロに殺されてしまう。[1]映画の小説版では実際にこの場面が描かれている。
外部リンク[編集 | ソースを編集]
- アイエル:非正史スタートレックWiki Memory Beta英語版