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Iconia

アイコニアの母星

 アイコニア人(Iconian)は、今からおよそ20万年前に、広大な帝国を築いていたとされる種族である。彼らに関する文化については不明瞭な部分も多く、大抵彼らが語り継がれている物語において、アイコニア人は侵略者や征服者として描かれている。言い伝えによれば、アイコニア人は高度な科学力を有した種族であり、彼らはどこからともなく姿を現すことができたという。

 アイコニア人は、アイコニア語を用いていた種族であり、この言語は、後にディニアス語ディーワン語イコバー語などへ派生していったことが分かっている。

 2365年ディニアス3号星で発掘調査をしていたラムゼイ博士は、ドナルド・ヴァーリー大佐に、ある発掘品をプレゼントした。ヴァーリーは早速、指揮下のUSSヤマトの機関部員にこの発掘品を調べさせた結果、この発掘品がどういう装置なのかはわからなかったものの、有機テクノロジーが用いられていることが判明した。そして、この発掘品が20万年の恒星間漂流の末にたどり着いたものと仮定したことで、アイコニア人の母星と思われる惑星を発見することができた。

 しかし、直後にヤマトはアイコニアの探査機から発信されたコンピュータ・プログラムの侵入により艦内各所でシステム異常が発生した。そして、USSエンタープライズDと合流した後、ヤマトは反物質貯蔵タンク反物質排出装置の故障により、大爆発を起こし、1000名以上が犠牲になった。

 エンタープライズの艦長ジャン=リュック・ピカード大佐始めエンタープライズのクルーはヴァーリー大佐の遺志を継ぎ、ロミュラン艦に追跡を受けながらもロミュラン中立地帯へと侵入し、アイコニアの母星と思われる惑星へ向かった。

 ピカード艦長率いる上陸班は、爆撃によって廃墟と化したアイコニア星において、探査機の発射基地と思われる場所でゲートウェイを発見し、これによって、アイコニア人は宇宙の星々を、部屋から部屋を横切る感覚で訪れることができたという事実を発見する。

 直後、ゲートウェイはアイコニアの探査機の発射基地諸共、ロミュランによる悪用を防ぐために、ピカード艦長によって破壊された。(TNG:埋もれた文明

 また、アイコニア人が母性から遠く離れた星に植民していた証拠も見つかっている。2372年、ガンマ宇宙域において、ドミニオンの考古学者がアイコニア人の居住していた惑星とゲートウェイを発見した。護衛に就いていたジェムハダーの兵士たちが反乱を起こし、ゲートウェイを占拠した。このゲートウェイは反乱を起こしたジェムハダーを殲滅しに来た別のジェムハダー部隊と、ベンジャミン・シスコ大佐指揮下のUSSディファイアントのクルーたちによって破壊された。(DS9:戦士の宿命

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