アキラ級(akira-class)宇宙艦は、惑星連邦宇宙艦隊が保有する宇宙艦である。
概要
アキラ級は2370年代前半から宇宙艦隊で運用が開始されたクラスであった。2371年にユートピア・プラニシア造船所では、アキラ級は既に建造ラインに入っていた。(VOY:過去に仕掛けられた罪)
アキラ級はボーグによる第二次太陽系侵攻の際の決戦となったセクター001の戦いや、ドミニオン戦争で前線に投入された。(スタートレック:ファーストコンタクト、DS9:DS9撤退の日他)
また、数隻のアキラ級がドミニオン戦争中、ディープ・スペース・9付近に配置された。(DS9:闘う交渉人フェレンギ、DS9:再生する魂) そして、数隻が戦争における重要な戦いのほとんどすべてに投入された。2374年の第一次チントカ星系の戦いやDS9奪還作戦に参加し一隻がカーデシア軍の無人軌道武器ステーションの攻撃で撃沈されている。(DS9:ディープスペース・ナイン奪還作戦・前編、DS9:ディープスペース・ナイン奪還作戦・後編、DS9:決意の代償)
2375年には、第二次チントカ星系の戦い及びカーデシア・プライムの戦いに参加している。(DS9:変節の時、DS9:終わりなきはじまり)
同型艦
- USSアキラ(NCC-62497)
- USSラビン(NCC-63293)
- USSスペクター(NCC-65549)
- USSサンダーチャイルド(NCC-63549)
名称不明艦
付録
登場回
開発経緯
開発要件
- 連邦領域の深淵部の防衛力の要として、エクセルシオ級、アンバサダー級、ニューオーリンズ級を引き継ぐこと
- そのモジュールの多くを科学調査の為に利用すること
- 連邦領域外での外交任務において、平和的文化的な接触のほか、武力衝突にも対応できること
- 戦時には最前線での運用に耐えうること
- 新型のテクノロジーに対応できる拡張性を持たせること
開発概要
アキラ級はそれまでの連邦艦の次世代を担う新世代艦群の最初のクラスとして開発された。開発は、名高いヨーヨーダイン・プロピュレーション・システムズ社が行い、ASDBで開始された。アキラ級は船体分離能力は求められなかった。そのため円盤部と推進部を結ぶドーサルネックを持っていない。それは、ワープ・フィールド生成の際のエネルギー消費を抑え、尚且つ防御シールドのエネルギー効率を高める事が目的とされたためである。
そして、アキラ級はディファイアント級プロジェクトのノウハウを生かし、重装備の戦闘艦としての機能を併せ持つほか、大型のシャトル・ベイを装備し、40機の攻撃戦闘機を搭載する軽空母の能力を持っている。 それは、ボーグやドミニオンといった、連邦を脅かす脅威に対して、高い機動性と打撃力を兼ね備えた艦が必要であったからである。
アキラ級の魚雷ランチャーはネビュラ級の武装ポッドで開発された最新鋭の魚雷ランチャータイプXXVが装備されており、その技術は後にソヴェリン級にも用いられている。 その戦闘能力はカーデシア軍のガロア級巡洋艦を凌駕するものであった。
プロトタイプとなるUSSアキラ(NX-62497)は2356年に建造が開始され2年後に完成したが、新型のワープ・エンジンのテストでトラブルが発生し、その後5年間凍結された。
しかし、ギャラクシー級やディファイアント級の開発のノウハウを取り入れることで欠点を改良し、建造が再開された後、2364年3月15日に一番艦USSアキラは完成し、2364年4月29日に処女航海を行った。その後、USSアキラは2364年に正式に宇宙艦隊に就役した。[1]