(複数の異なる時間軸からの情報)
アルファ・ケンタウリ(Alpha Centauri)は惑星連邦領域のベータ宇宙域に存在する恒星系である。(Star Trek: Star Charts)
アルファ・ケンタウリはアルファ・ケンタウリA、BとC(プロキシマ・ケンタウリ)からなる三連星であり、太陽系に最も隣接した恒星系である。
アルファ・ケンタウリ星系[]
- アルファ・ケンタウリA(主星)
- アルファ・ケンタウリB(第1伴星)
- ケンタウリ1号星
- ケンタウリ2号星
- ケンタウリ3号星
- ケンタウリ4号星
- ケンタウリ5号星
- ケンタウリ6号星
- ケンタウリ7号星
- アルファ・ケンタウリ大学
- アルファ・ケンタウリC(プロキシマ・ケンタウリ)(第2伴星)
- アルファ・プロキシマ1号星
歴史[]
22世紀初頭までに人類はアルファ・ケンタウリ星系に前哨基地を設置した。当時の居住者の中には、ワープ・ドライブの開発者ゼフラム・コクレーンもいた。彼は2063年に地球で「フェニックス」による歴史的な航行実験を行った後にアルファ・ケンタウリ星系へ移住した。コクレーンは2119年に星系を後にしたが目的地は不明であり、宇宙空間で死んだと思われていた。(TOS: 華麗なる変身、ENT: 沈黙の漂流船)
1969年の地球でジェイムズ・T・カークが捕らえられ、第498アメリカ空軍基地隊の空軍警察のフェリーニ中佐に質問された時、カークは「真実を言うと、私は美しいアルファ・ケンタウリから来た緑の小人だ、あなたにもアルファ・ケンタウリを見せたい」と答えた。(TOS: 宇宙暦元年7・21)
2269年末、カークはサーゴンと彼の仲間にクルーの身体を貸す事を同意し、人類にあるかも知れない利益を強調して次のようにクルーに説明した。「かつては、人間には翼がないから飛べないと言われていた。だが我々は飛んだ。飛ぶ必要が生まれた。君たちは最初のアポロ計画が月に到達しなかったり、あるいは火星や最も近い星(アルファ・ケンタウリ)に行かなかった事を望むのか?」(TOS: 地底160キロのエネルギー)
宇宙艦隊の科学士官グレタ・ヴァンダーウェグは2338年にアルファ・ケンタウリ星系で生まれた。(DS9: 眠らぬ殺意)
2364年、USSエンタープライズ(NCC-1701-D)のビュースクリーンにライブラリ・コンピュータからのアルファ・ケンタウリ星系とその周辺領域の星図が表示された。(TNG: 未知からの誘惑、アンドロイドの裏切り、恐るべき陰謀)
2374年、ドミニオン戦争中、ドミニオンがベータゼットに侵攻し征服した後、アルファ・ケンタウリ星系が次の標的の可能性があると広く信じられていた。(DS9: 消された偽造作戦)
別の時間軸[]
寄生体(interspatial parasite)の影響で生じた別の時間軸において、2154年、ズィンディは地球を破壊した後、火星、アルファ・ケンタウリやヴェガ・コロニー等の見つけ出せた全ての人類の前哨基地を破壊した。(ENT: 留められない記憶)
ガブリエル・ベルの死が原因で生じたある時間軸において、2371年、ロミュランの通信信号がアルファ・ケンタウリ星系周辺で発見された。(DS9: 2024年暴動の夜・前編)
付録[]
言及[]
以下のエピソードで、いずれも「アルファ・ケンタウリ」が台詞で言及された。
背景[]
アルファ・ケンタウリもしくはケンタウルス座アルファ星は実在の恒星である。太陽から約4.33光年の距離に位置する三連星で、黄色のG2V型のアルファ・ケンタウリA(リギル・ケンタウルス、トリマン)と橙色のK2IV型のアルファ・ケンタウリBの2連星、そしてその周りを周回する赤色のM5Ve型の赤色矮星アルファ・ケンタウリC(プロキシマ・ケンタウリ)からなっている。
『Star Trek: Star Charts』によるとアルファ・ケンタウリはベータ宇宙域に位置する。
『TNG: 恐るべき陰謀』に登場した大きな星図にもアルファ・ケンタウリは(ALPHA CENTURI とスペルミスされているが)書かれている。星図上で近くに書かれているのは太陽、パイラス7号星、およびホルバーグ917Gである。