(複数の異なる時間軸からの情報)
アーチャー4号星(Archer IV)は太陽から約31光年の距離の惑星連邦領域に存在するおおぐま座61番星を周回するMクラス惑星で、23世紀初頭に連邦のコロニーが建設されて連邦に加盟している。アーチャー4号星の名称は2151年に地球連合宇宙艦隊のジョナサン・アーチャー大佐指揮する宇宙船エンタープライズ(NX-01)のクルーが初めて調査したMクラス惑星であることに因んでいる。
アーチャー4号星は広大な草原が惑星の大部分を覆い、山の頂上付近には雪が積もっていた。アーチャー4号星には夜行性の有袋類や蠍に似た生物、蜘蛛、擬態を持つ昆虫、魚等を含む多くの動物が生息していたが、知的生命体は発見されなかった。
歴史[]
2151年、最初の上陸班は素早く変化する気象パターンと高速で移動する嵐に遭遇した。この悪天候によって毒物性の花粉が飛び散り多様な動物相と植物相に広まり、惑星を訪れていた人類とヴァルカン人に認識機能の減衰とパラノイアを引き起こした。この為に当初アーチャー4号星は花粉の影響を受けない様にしない限り居住は出来ないと考えられた。(ENT:風が呼んだエイリアン、ENT: ヒーローたちの帰還)
22世紀、アーチャー4号星は居住に適さないままだったが、2200年代初頭に花粉に対する解毒方法が発見され、2268年には惑星に7億以上の人口が存在した。(ENT:暗黒の地球帝国・後編)
2366年、アーチャー4号星は連邦宇宙艦USSエンタープライズ(NCC-1701-D)が付近の放射線異常を調査した後の目的地だった。(TNG:亡霊戦艦エンタープライズ“C”)
別の時間軸[]
連邦・クリンゴン戦争においてアーチャー4号星は戦場の一つだった。USSエンタープライズDもクリンゴン艦と交戦していた。(TNG:亡霊戦艦エンタープライズ“C”)
背景[]
『Star Trek: Star Charts』は誤ってこの惑星をロラカス・プライム(en:Loracus Prime)としている。ロラカス・プライムは『ENT: 風が呼んだエイリアン』の冒頭で登場した本に載っているものである。この誤りに伴い、『Star Trek: Star Charts』ではアーチャー4号星の主星の「アーチャー」が太陽系から数百光年離れた場所に位置しクリンゴン領に近いということになっている。