(2233年分岐)
- 元の時間軸の当該人物については、ウィノナ・カークを参照。
ウィノナ・カーク(Winona Kirk)はジョージ・カークの妻でありジェイムズ・T・カークの母親である。
2233年、妊娠中のウィノナはジョージが副長を務めるUSSケルヴィンに乗艦していた。しかしケルヴィンは未来から出現したロミュラン採鉱船ナラーダに攻撃された。彼女は当時出産間近であり、車椅子に乗って医療シャトル37へ運ばれた。ウィノナはジョージも一緒にケルヴィンを脱出するものと思っていたが、死亡したロバウ艦長から指揮を引き継いだジョージ・カークは船に残らねばならなかった。ケルヴィンを脱出したシャトルの中でウィノナは子供を出産し、夫ジョージと最後の通信をした。ウィノナはジョージの父親の名前をとってタイベリアスと名付けようと提案したが、ジョージはウィノナの父親の名前をとってジェイムズ(ジム)を提案した。その直後、ケルヴィンはナラーダに衝突して大破した。
その後ウィノナは再婚して地球アイオワに家族をもった。2245年にジムが継父から1965年のコルベットを盗んだ時、ウィノナは地球にいなかった。(スター・トレック)
背景[]
ウィノナという名前は元々Vonda N. McIntyreのTOS小説版『Enterprise: The First Adventure』で使われたものである。『スター・トレック』で言及されたことにより正史となった。
『スター・トレック』の作家アレックス・カーツマンとロベルト・オーチーはウィノナが宇宙艦隊士官だからUSSケルヴィンに乗っていたのだと明らかにした。[1]
『スター・トレック』のDVDのコメンタリーでプロデューサーのデイモン・リンデロフが語ったことによると、初期の脚本では、ウィノナは出産で死ぬことになっていた。緊急で赤ん坊を子宮から転送することが出来たが、母体は犠牲になるというものである。J・J・エイブラムスによれば、もっと前の段階の脚本では車を盗んだジムを電話で叱るのはウィノナだったが、出産の場面との印象が逆になってしまうので却下された。
ウィノナが再婚したことはクレジットでしか分からない。(車の持ち主が「Stepdad(継父)」としてクレジットに載っている) 削除された場面ではジムと兄ジョージを世話していたのはおじのフランクであった。
外部リンク[]
- ウィノナ・カーク:非正史スタートレックWiki Memory Beta英語版