エナラン | |
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ジャレス エナラン男性(24世紀中期) | |
ジェセン エナラン女性(2373年) | |
エナランの旗(24世紀中期) |
エナラン(Enaran)もしくはエナラ人はデルタ宇宙域のエナラ・プライムを起源とする種族である。エナランはテレパシー的な繋がりによって他者と記憶を共有することが出来る。
生理学[]
エナランは目の近くと額に赤い斑点がある。エナランは人類と比べるとより低い室温を好む。
彼らのテレパシー能力は遠隔的に働く。相手の背中に手をかざして記憶や体験を共有するのが一般的な方法であるが、相手が気づかないうちに記憶を植え付けることも可能であった。しかしそのような一方的な行為は倫理的に禁止されている。
文化[]
エナランは食事にテーブルや椅子を使わず、食後はそのまま柔らかいクッションの上で仮眠をとる。潔癖でもあり、ラジオセプティックと呼ばれる手の消毒器を日常的に使用する。
関連項目[]
- エナラの楽器(Enaran musical instrument)
歴史[]
24世紀中期、エナランは星間探査の時代を経てテラフォーミングによるコロニー拡大を開始しようとしていた。
また当時エナラ・プライムでは逆進派(Regressive)と呼ばれる思想グループが迫害されていた。ジャレス率いる権力は移住と称して逆進派の人々を排除し、また違反者を町の広場で公開処刑にしていた。柱に縛られた違反者は数秒間ピンク色の光に包まれ、全身の皮膚が焼けただれる。
しかしこうした虐殺の歴史は隠され、その時代を直接知らない世代は、逆進派が移住先で病と争いによって自滅したと教えられてそう信じていた。
2373年、エナランのグループがUSSヴォイジャーに乗艦した際にジョラ・ミレルはベラナ・トレス中尉に自分の記憶をテレパシーで密かに伝えた。虐殺の歴史を追体験したトレスはそれがミレルの記憶であることを突き止めてエナランたちにそれを公表したが、にわかには受け入れられなかった。しかしジェセンはエナラ・プライムへ帰る前にトレスからその記憶を受け取った。
技術[]
ワープ技術の水準は24世紀後期において比較的低いものであったが、エネルギー保存にかけては非常に進んだ技術を有していた。2373年、USSヴォイジャーのクルーはあるエナランのグループの旅の時間を短縮する代わりにエネルギー保存技術の恩恵を得た。(VOY: 偽善者の楽園、Star Trek Encyclopedia)
人物[]
- エナランの一覧
- 無名のエナラン