エンタープライズ(Enterprise OV-101)は、アメリカ合衆国NASAが開発した人類初のスペースシャトル・オービタ1号機である。1981年に建造され、国際宇宙ステーションの建造を行った。また、エンタープライズの名を冠する初の宇宙船である。
背景[]
史実上のOV-101は1976年、アメリカ合衆国憲法発布200年を記念し、「コンスティテューション」と名付けられる予定だったが、『スタートレック』のエンタープライズ号の名前をつけてほしいという手紙が多数届けられたため、当時のアメリカ大統領ジェラルド・R・フォードによってこの名が付けられた。
ただこのエンタープライズは滑空実験機であり、ファン達の望んだ「宇宙船エンタープライズ号」の誕生とはならなかった。一時は滑空試験の終了後に宇宙飛行ができるように改装する計画もあったが、かわりに地上実験機チャレンジャーを改装することとなり見送られた。 初めて宇宙へ行ったオービタは2号機のコロンビアである。
2006年現在、国立航空宇宙博物館に展示されているが、ほかのオービタに使うために機体の一部が取り外されている。
しかし、スタートレック上の歴史では国際宇宙ステーションとドッキングする姿が描かれていることや、ベンジャミン・シスコのオフィスに国際宇宙ステーションとドッキングしているOV-101の模型があることから、史実とは違い、実際に宇宙へ飛び立ったものと考えるのが妥当である。