クテーモク(K'Temoc)は、クリンゴンのクティンガ級巡洋艦IKSトングの指揮官である。2290年、クテーモクとその指揮下のトングは、クリンゴン最高評議会の極秘司令を遂行し、クルーたちは冬眠状態に入った。この当時、まだキトマー条約が締結されておらず、クリンゴン帝国と惑星連邦は交戦状態にあった。
それから75年後の2365年、第336宇宙基地が、間もなくトングのクルーが冬眠状態から覚醒することを意味する自動送信をキャッチし、この時、トングはボラディス星系に接近しつつあった。
宇宙暦42901.3、宇宙艦隊はボラディス星系の付近にいたUSSエンタープライズDにケーラー特使を緊急で派遣した。その目的は、クテーモク率いるトングが星系内に多数点在する連邦コロニーや前哨基地に攻撃を加えることを阻止することであった。
エンタープライズがトングを発見した時、既にクテーモクたちトングのクルーは冬眠状態から目覚めていたが、惑星連邦とクリンゴン帝国の戦争は終わっていることに気付かず、エンタープライズを攻撃してきた。しかし、その後、エンタープライズ「艦長」のウォーフがクテーモクを説得したことにより、危機は去った。(TNG: 愛の使者)
背景
非正史
ビデオゲーム『スタートレック スターフリートコマンド』において、プレイヤーがクリンゴンを自軍勢力として選択し、アカデミーでの訓練を選択すると、クテーモクが教官を務めている。また、日本語版では、TNG本編の時と同様、クテーモクの声優を麦人が演じている。