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 クラスF・シャトルクラフト(Class F shuttlecraft)は23世紀半ばの標準的な宇宙艦隊シャトルクラフトであった。

歴史[]

 2260年代半ばには、クラスF・シャトルは宇宙基地に配備され、基本的に4機のシャトルが他のクラスのシャトルと同様にコンスティチューション級宇宙艦に搭載されていた。(TOS: ゴリラの惑星宇宙の巨大怪獣細菌戦争の果てTAS: 侵入した愛の妙薬

 クラスF・シャトルクラフトは2270年代初期までは運用されており、サンフランシスコエア・トラム・ステーションに配備されていた。(劇場版スタートレックディレクターズ・エディション)

 2364年エンタープライズDの休憩室の飾りの中に、初代エンタープライズのシャトルの模型があった。(画像)(TNG: 姿なき宇宙人

技術情報[]

Galileo interior, 2267, remastered

クラスFの内部

 クラスF・シャトルクラフトはデュラニウム製の船体によって構成され、物質・反物質反応を動力源とするイオン・エンジンで推進する。この機体はディフレクター・シールドによって守られている。(TOS: タロス星の幻怪人・前編華麗なる変身単細胞物体との衝突

 24フィート(約7.3メートル)のクラスF・シャトルは2つの区画に分割される。前方区画は少なくとも7人の乗員のための座席配置がされており、これより小さな後方区画にはシャトルの機関部へのアクセスパネルがある。(TOS: ゴリラの惑星

 通常、宇宙空間を航行する際、クラスFは計器のみで操縦されている。センサーが何か視覚的に重要なものを探知した際に前方の3つの窓の防御シャッターが降りるようになっている。(TOS: 華麗なる変身

このクラスのシャトル[]

  • コロンブス(NCC-1701/2)
  • コンラッド
  • ダ・ヴィンチ(SB4-0314/2)
  • アインシュタイン(NCC-1701/6)
  • ガリレオ(2267年)(NCC-1701/7)
  • ガリレオ(2267年〜2268年)(NCC-1701/7)
  • ガリレオⅡ(NCC-1701/7)
  • ピカソ(SB11-1201/1)
  • NCC-1701/9
  • NCC-K7

付録[]

登場回[]

背景[]

Class F shuttlecraft interior sketch

マット・ジェフリーズによる内部スケッチ

 クラスF・シャトルはマット・ジェフリーズの協力のもと、産業デザイナーのトーマス・ケロッグによってデザインされた。この機体が最初に登場したのは「タロス星の幻怪人・前編」であるが、このエピソードが実際に撮影されたのは「ゴリラの惑星」の後である(もしくは、こちらのエピソードの方がシャトルクラフトの最初の登場回と認識されている)。

Class F shuttlecraft studio model

クラスF・シャトルクラフトの模型

 もともとシャトルクラフトは見たところより丸みを帯びており、新スタートレックのシャトルによく似ていた。だが、模型の独占販売権と引き換えにフルサイズのセットモデルを無料で作ることに同意したAMT模型社は、フラットパネルを使えばより安く簡単に作ることができるということに気づいた。他のシャトルデザインとして、より小さい二人乗りのシャトルや球状のスペース・スクーターなどがあったが、これらは費用がかかりすぎる、もしくは単にその当時の特撮技術では妥当ではないと考えられ、使用されなかった。これらのデザインのデッサンはStar Trek: The Original Series Sketchbookに収録されている。

 CGIモデルのクラスF・シャトルクラフトが2001年に発売されたディレクターズ・エディション版の劇場版スタートレックに挿入されており、サンフランシスコトラムステーションから発進するのが見られる。

 コンピューターが途中で説明を止めてしまったため、「タロス星の幻怪人」ではクラスFの全仕様が明かされなかった。劇中で光速より速いエンタープライズに追いつこうとしていることから、もしこの機が光速より遅ければこの行為は無道理で無駄としか言いようがないので、この機体は制限されたワープ能力を有しているようである。また、「タロス星の幻怪人・前編」でカークが引き返し点を越えていることから、この機体は航続距離が制限されているようである。

 Spaceflight Chronologyに記載されている仕様書によると

  • エンタープライズ・シャトルクラフト (2188年 – )
  • 性能:
    • 航続距離:惑星間距離
    • 離着陸速度: 300ノット
    • 大気圏内巡航速度:マッハ12 (毎時14,200 km)
    • 惑星間航行時巡航速度:毎時3億5000万km
    • エンジン:高度なインパルス・ドライブ

外部リンク[]

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