複数の時間軸
(複数の異なる時間軸からの情報)
(複数の異なる時間軸からの情報)
クロニトン魚雷(Chroniton torpedo)とは、デルタ宇宙域のクレニムが用いる、時空力学が用いられた兵器である。この魚雷はクロニトンを使用した時空兵器であるため、通常のシールドを容易に貫通できてしまう。
2374年、USSヴォイジャーは、ケスが体験した別の時間軸においても、地獄の年を経験することになった別の時間軸においても、この魚雷による攻撃を受けた。前者の場合では、クレニムの魚雷の直撃を受け、機関部長のベラナ・トレス中尉と艦長のキャスリン・ジェインウェイ大佐が死亡した。後者の場合では、第11デッキに突き刺さった不発のクロニトン魚雷をセブン・オブ・ナインがトリコーダーでスキャンし、時空差の割り出しに成功。この時空差を基に、セブンとトゥヴォック少佐たちは時空シールドを完成させ、ヴォイジャーはアノラックスのクレニム兵器艦をはじめとする時空兵器の影響をほとんど受けなくなった。後にクレニム兵器艦がヴォイジャーの体当たりによって破壊されたため、この地獄の年を歩んだ時間軸は消滅した。
通常の時間軸ではクレニムとヴォイジャーは交戦することがなかったため、クロニトン魚雷がクレニムの主力兵器であるかは定かでない。(VOY: 9歳のケス、時空侵略戦争・前編、時空侵略戦争・後編)