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NX class grappler

エンタープライズ(NX-01)のグラップラー

 グラップラー(Grappler)は、宇宙船の装備の一つである。

使用した勢力[]

宇宙艦隊[]

 22世紀惑星連邦成立以前の宇宙艦隊で用いられたNX級宇宙船においてグラップラーは使用されていた。

 グラップラーは発射装置と巻き上げ機、ロープ、目標物を磁力で吸着させるマグロックによって主に構成され、シャトルポッドや小型の宇宙船を牽引、あるいは捕獲するために用いられた。

 2151年エンタープライズ(NX-01)スリバンに拉致されたクラングを救出する際に、スリバンの螺旋艦へ潜入するために細胞船をグラップラーで捕獲している。(ENT: 夢への旅立ち

 また特殊な使用例ではあるが、2154年優性人類たちを追跡する際にエンタープライズはクリンゴンワープ・サインを偽装していたが、ワープエンジンを酷使し続けたために効果がなくなってしまい、クリンゴンの戦艦に遭遇。ジョナサン・アーチャーの命令でグラップラーが戦艦のワープナセルに打ち込まれ、エンタープライズはインパルスエンジンを全開にし、ロープが切れるほどの強引な方法ではあったが、クリンゴン戦艦のワープナセルにダメージを与え、追跡できないようにした。(ENT: 野望の果て

 同年にエンタープライズは侵入してきたクリンゴンにワープエンジンを細工され、ワープ5以上の加速を維持しなければリアクターが爆発するという状況に陥った。そのエンタープライズを救うため、コロンビア(NX-02)発着ベイにマグロックを吸着させ、チャールズ・タッカー三世中佐がグラップラーのロープを伝って乗船した。(ENT: 優生クリンゴン

 しかし、グラップラーには構造上の弱点もあった。

 例えば、2151年にエンタープライズはアーチャー彗星を調査中に、シャトルポッドが地割れに落ちた。この時、シャトルポッドをグラップラーで引き揚げようとしたが、グラップラーのマグロックはアイシリウムの鉱石によって磁気を妨害されたために、シャトルポッドを引き揚げることができなかった。(ENT: 彗星は去り行くとも

 また、グラップラーにはロープが欠かせないものであり、それによる弊害も少なくはなかった。前述にもあるようにタッカーはグラップラーのロープを伝ってコロンビアからエンタープライズに移動できたものの、コロンビアとエンタープライズの距離が離れすぎたため、直後にグラップラーはロープの張力によって発射装置ごと剥ぎ取られて宇宙の彼方に消えていった。

 後に宇宙艦隊の艦船ではグラップラーは続々とトラクター・ビームに取って代わられている。

ヴィディア[]

Vidiian ship grapplers, 2372

グラップラーを展開するヴィディア艦

 2371年、未来から来たケスの手引きでヴィディアはUSSヴォイジャーを捕獲し、乗船を強行した。(VOY: 帰ってきたケス

 また翌年、ヴォイジャーはヴィディア星系を回避するためにプラズマ流の中を飛行した際に、亜空間の気流にぶつかり、同じ時空を共有しながらも物質が複製されて分裂した。ヴィディアに存在を知られてしまったヴォイジャーは複製の内の片方が捕獲されてしまった。(VOY: 二つのヴォイジャー

 両ケースともヴィディアはグラップラーを使用したが、前者の場合はヴォイジャーがスラスターを全開にして強引にグラップラーを船体から引き剥がした。

 後者の場合では、捕獲された方のヴォイジャーがヴィディア艦を道連れに自爆した。

Jean-Luc Picard, 2364 この記事は書きかけだ。是非とも、この記事に加筆してみて欲しい。記事を書く際は、画面上部の「編集」をクリックするように。
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