ケイラー(Kalar)はライジェル7号星に居住する種族である。ケイラーの戦士は人類よりいくらか大柄で、剣や槍、こん棒といったような武器を使用していた。
2254年、USSエンタープライズのクリストファー・パイク大佐はライジェル7号星でケイラーの罠にかかり、要塞に閉じ込められて一人のケイラーに攻撃された。この事件でパイクの秘書を含む3名が死亡し、他にも7名が負傷した。パイク大佐は、ケイラーの剣と鎧を見た時にもっと警戒すべきだったと後で非常に後悔した。
左脚を怪我したスポック、首を怪我した地質学者、および右手を怪我したジョゼ・タイラーらは後の任務に復帰したが、ヴェガ・コロニーで治療が必要なほど重傷の者もいた。ヴェガ・コロニーに向かう途中でエンタープライズはタロス4号星を訪れ、パイクはタロス人に誘拐された。タロス人は幻影の力で彼にケイラーとの戦いを再体験させ、そこにヴィーナを加えることで二人が親密になるよう仕向けた。(TOS:歪んだ楽園)
背景[]
ケイラーの戦士はMichel Duganが演じた。
この種族の名前は『Star Trek Encyclopedia』では「Kaylar」と綴られている。また、ヴィーナが戦士を見つけて叫んだセリフはどこか不明瞭であり、2005年のDVDのクローズド・キャプションでは「Killer(キラー)」とされている。しかしながら、『TOS: 歪んだ楽園』の脚本での綴りは「Kalar」である。