(複数の異なる時間軸からの情報)
ケルヴィン型(Kelvin type)は23世紀に宇宙艦隊が運用していた宇宙艦のタイプである。
ケルヴィン型の特徴は円盤部の上下それぞれに第二船体とワープ・ナセル1本が接続されていることである。第二船体の艦尾側にシャトルベイがある。武装としては青く光る光子魚雷を発射する魚雷ランチャーと赤いフェイザー・ビームを発射するフェイザー・タレットが装備されていた。(スター・トレック)
同型艦[]
背景[]
インテルによる映画バイラルサイトの「Starfleet Shipyard」によると、USSケルヴィンのインパルス・エンジンは4つの重水素融合炉によって動力を得ており、またワープ・ナセルの内側に は巨大な半円型のワープ・コイルが二列に入っている。
映画公式サイトによるとUSSケルヴィンは主に調査艦として使用された。
USSケルヴィンの発射した青い電撃は脚本中で光子魚雷とされた。[1]
USSケルヴィンの外装はライアン・チャーチがデザインし、ブリッジ、廊下、ターボリフトおよびシャトルベイなどの内装は James Clyne がデザインした。Clyne によるとJ・J・エイブラムスとスコット・チャンブリスはケルヴィンをもっと伝統的な「宇宙大作戦」的なデザインにしたがったが、その一方でもっと「機能的」で「もっと戦艦美学」を追求したデザインにもしたがった。Clyne はオリジナルのUSSエンタープライズやUSSリライアント、さらには現在の軍艦や潜水艦のブリッジからインスピレーションを受けてケルヴィンのブリッジをデザインした。[2]
映画のBDによるとケルヴィンは全長1500フィート(457.2メートル)である。『Star Trek - The Art of the Film』によると、全長2148フィート(655メートル)である。
非正史[]
ケルヴィン型は第一船体に対して、垂直上部に第二船体、垂直下部にワープ・ナセルが取り付けられた、特徴的な外観をしている。このように、第一船体に対して垂直上下に構造物を取り付けたデザインの類似例としては、非公式の設定を含めるならば、アポロ級、及びアクーラ級が存在する(ただし、この二艦種では、上下共にワープ・ナセルが取り付けられており、第二船体がない)。また、チャーチが、それら二種の艦級をケルヴィン型の参考にしたかどうかは不明である。
なお、非正史ではケルヴィン型はアインシュタイン級とされており、ダイダロス級の後継艦として就航したことになっている。前者はともかく、後者は、 ダイダロス級の退役時期(2196年)とUSSケルヴィンが就航していた時期からして説得力のある設定といえる。
また、正史ではUSSエンタープライズの初代船長になったロバート・エイプリルが若い頃(正確には2223年頃)に勤務していた USSゲイツという船も、ケルヴィンと同じ型のアインシュタイン級だったとされている。
外部リンク[]
- アインシュタイン級:非正史スタートレックWiki Memory Beta英語版