ケルヴィン記念記録保管庫

　ケルヴィン記念記録保管庫（Kelvin Memorial Archive）はロンドンにあった宇宙艦隊の施設で、USSケルヴィンの名にちなんでいる。建前上は一般公開されたデータの保管庫だったが、実はセクション31の秘密施設であった。この施設は2259年に爆破テロの攻撃を受けた。

　職員が入館する際には、個人認証が行われていた。

爆破テロ[]

　2259年、職員の一人であるトーマス・ヘアウッドはジョン・ハリソンに声をかけられ、娘の命と引き換えに爆破テロを引き受けた。彼は宇宙艦隊アカデミー・リングに偽装した爆弾を持ち込み、コップの水に入れることで起爆した。しかしその直前に、彼はハリソンが首謀者であることを艦隊に連絡していた。

　爆発でヘアウッドを含む42名の命が奪われた。混乱の中、ハリソンは瓦礫の中から小型トランスワープ転送装置を回収した。

　この事件でアレクサンダー・マーカス大将は宇宙艦隊本部に上層部の士官を召集し、ハリソンの逮捕を命令した。ジェイムズ・Ｔ・カーク中佐は事件直後の写真に映ったハリソンが何かの荷物を持っていることに着目した。そして、データ保管庫を攻撃したハリソンの真の狙いは何なのかと発言し、上層部の士官が集まっている艦隊本部が次に狙われることを予見した。（スター・トレック：イントゥ・ダークネス）