サイオニック共鳴器(psionic resonator)はサイオニック・エネルギー(つまりはテレパシーに関するエネルギー)を増幅し、運動する物体に焦点を合わせる機能を持った武器。
サイオニック共鳴器の破壊力は、そのサイズと操作に要するエネルギーは大幅に不釣合いであり、相手の恐怖や怒りといった感情に反応して、相手を殺傷する威力があった。
しかしながら、その兵器を制御する難しさは、簡単に誤作動を起こしやすく、使用者にダメージを与える可能性も高かったためである。
2369年、ゴルの石として知られるヴァルカンのサイオニック共鳴器は目覚めの時代に破壊されたと考えられていたが、ずっと後に破片が発見された。
傭兵アークタス・バランはゴルの石の破片を見つけヴァルカン排他主義運動に提供した。
その後、排他主義運動の一員だったタパールが再びゴルの石の破片をつなぎ合わせてサイオニック共鳴器を復活させるが、ジャン=リュック・ピカードやウィリアム・T・ライカーたちUSSエンタープライズDのクルーによってヴァルカンに没収され、結局は破壊されることになった。(TNG:謎のエイリアン部隊・後編)
背景[]
初期の脚本案ではサイオニック共鳴器は、もっと強力で一度に数百万人を殺害できる能力であった。(Star Trek: The Next Generation Companion)