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 サーヴィック(Saavik)は23世紀宇宙艦隊士官である。2285年ジェイムズ・T・カーク少将指揮するUSSエンタープライズ航海士を務めた。

人物像[]

 サーヴィックは外見こそほとんどヴァルカンだが、内面的にはヴァルカンらしい部分とそうでない部分を持ち合わせていた。

 ヴァルカンとしてはアカデミー時代にスポックから教えを受けたこともあった。また当時彼女は宇宙艦隊の規則をよく引用しており、カークが規則を時々曲げるので驚いていた。そういったヴァルカン的な性格の一方で、彼女はスポックの葬儀で涙を流した。(スタートレック2:カーンの逆襲

経歴[]

 2285年初期、サーヴィックは士官候補生であった。彼女はスポック大佐USSエンタープライズのクルーの指導のもとコバヤシマル・テストを受け、またUSSエンタープライズの訓練航海で指揮を執った。しかしその途中でカーン・ノニエン・シンによる事件が起こり、エンタープライズの指揮はカーク少将が執ることになった。サーヴィックは航海士を務めた。(スタートレック2:カーンの逆襲

 事件後サーヴィック中尉USSグリソム(NCC-638)に配属され、カーク少将の息子デイヴィッド・マーカスと共に惑星ジェネシスの調査を行った。彼女らはそこで、再生したスポックの身体を発見した。彼はカーンとの戦いで殉職しジェネシスへ葬られたはずだったが、惑星の影響で子供から急速に成長していた。サーヴィックはスポックが成長の中で「ポン・ファー」を乗り越えるのを助け、エンタープライズのクルーと共に彼をヴァルカン星へ連れ帰った。(スタートレック3:ミスター・スポックを探せ

 2286年、サーヴィックはヴァルカン星に留まってエンタープライズのクルーが地球へ帰るのを見送った。(スタートレック4:故郷への長い道

付録[]

登場回[]

背景[]

 『スタートレック2:カーンの逆襲』でアレイが演じた時のサーヴィックのまゆ毛は、それまでに登場した典型的なヴァルカン人とは異なりつり上がっていない。しかし『スタートレック3:ミスター・スポックを探せ』でカーティスが役を引き継いだ時にそのメイクアップのデザインは変更された。

 サーヴィックはロミュランヴァルカンのハーフである、という設定が初期段階にあった。これは、過去にエンタープライズがロミュラン人の女性艦長を捕虜にしたことと関連している。

 『スタートレック4:故郷への長い道』で撮影されなかったセリフとして、カークの「……君の体調では……」があった。サーヴィックは地球へは帰らずヴァルカン星に残ったのだが、これは彼女が『スタートレック3:ミスター・スポックを探せ』でポン・ファーを経験したスポックを助けるために性交して妊娠したということを示している可能性がある。

外部リンク[]

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