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 2150年代および2160年代の初期、シャトルポッド(Shuttlepod)は地球連合宇宙艦隊によって惑星・宇宙船間の人員輸送に使用されていた。

配置と機能[]

 22世紀半ばのシャトルポッドには1名のパイロットのほか6人の乗員が乗ることできたが、狭いものだった。それぞれのシャトルポッドには上部に搭乗口がひとつ、両舷にひとつずつ、そして後部に大型の搭乗口があった。座席配置はパイロット用の回転イス、その後ろにある同型の2つのイス、非常時には寝台として使える二人用の覆いの着いたベンチ、および保管区画へのアクセス用のリフトアップ式シートによって構成されていた。(ENT: 夢への旅立ち・前編)

 シャトルポッドはインパルス推進のみが可能だった。(ENT: 風が呼んだエイリアン) 搭載された通信アレイは超長距離の亜空間通信が可能だった。(ENT: 帰還なき旅) この機は吹雪の中でも人類ヴァルカンバイオサインを区別する能力を有していた。しかしながら、大気の状態によってはシャトルポッドの通信およびセンサー能力に悪影響が出る恐れがあった。(ENT: 夢への旅立ち引き裂かれたクルー) 時々、悪天候もシャトルポッドの着陸を妨げる可能性があった。(ENT: 風が呼んだエイリアン

 各機体にはプラズマ・インジェクターが一機搭載されており、もしダメージを受けると、機体からのプラズマ漏れを引き起こす可能性があった。(ENT: 最終決戦時間冷戦・前編) シャトルポッドはEPSコンジットがダメージを受けたままでも操縦が可能だったが、たいてい使用可能な代用品に取り替えられている。(ENT: 時間冷戦・前編

 宇宙翻訳機は通常この機体には搭載されておらず、トイレもまた設置されていなかった。だが、備蓄食料とそれを暖めるための小さな内臓式ストーブが装備されていた。(ENT: 引き裂かれたクルー熱き夜明けライサリア砂漠幼虫

 シャトルポッドの船体はトレリウムDのような鉱物で断熱することができたが、その作業には約12時間はかかると思われた。(ENT: 孤独な亡命者

他の艦船との作用[]

発進[]

NX launch bay

エンタープライズのドッキングアームで接続されたシャトルポッド

 NX級宇宙船は通常2機のシャトルポッドを装備しており、それらはFデッキにあるシャトルベイに格納されていた。(ENT: 夢への旅立ち・前編) 目的の場所に到着すると、シャトルポッドは磁力を用いたドッキングアームによって船外に降ろされる。安全に船外に出ると、アームはシャトルポッドを放出する。(ENT: 夢への旅立ち死のファースト・コンタクト

攻撃および防御能力[]

Shuttlepod Attack

アメリカ軍のP-51マスタングに追撃されるシャトルポッド

 シャトルポッドはアメリカ第二次世界大戦時代の航空機であるP-51マスタングの小編隊からの攻撃に耐えることができた。だが、重高射砲の砲撃によってシャトルポッドは深刻な損傷を受けた。(ENT: 最終決戦時間冷戦・前編) このような火器が発射した銃弾は宇宙艦隊のエンジニアによって概して取り除かれたものと思われる。(ENT: 時間冷戦・前編

 シャトルポッドは10㎞以下の射程を持ったプラズマ砲を装備していた。(ENT: 恩讐を越えて引き裂かれたクルー[1]

 シャトルポッドは2門のフェイズ砲の砲撃に耐えることができた。しかし、容易に携行できるほどの少量の爆薬でもシャトルポッドを破壊することはできた。(ENT: 時間冷戦・前編) 光子性魚雷はシャトルポッドの船体を傷つけずに内部の通信アレイを不能にすることができた。(ENT: 帰還なき旅

スキャニング[]

 シャトルポッド各機には他の宇宙航行中の船を追跡することができるトランスポンダーが一機装備されている。もしシャトルのトランスポンダーが無力化されれば、他の船はこの能力を失うことになる。偽装された生命反応を発していても、NX級宇宙船はシャトルポッドに搭乗している生命体の数と種族を識別することができた。(ENT: 時間冷戦・前編

ドッキング[]

 NX級宇宙船に戻ると、シャトルポッドは船の磁気ドッキングアームとドッキングし、自力でシャトルベイ内部に収納される。(ENT: 夢への旅立ち死のファースト・コンタクト
 シミュレーションにおいて、宇宙船にシャトルポッドを収納する方法を訓練された士官たちもいた。(ENT: 死の観察者

用途[]

 シャトルポッドは通常宇宙艦隊職員または時々MACOによって使用されていたが、たまに外交団を輸送することもあった。(ENT: バベル1号星

 NX級エンタープライズは2機のシャトルポッド、すなわちシャトルポッド1シャトルポッド2を2151年から2161年までの10年間の任務期間中、運用し続けた。(ENT: 夢への旅立ち風が呼んだエイリアン最後のフロンティア[2]

NC-05, 2154

2154年における宇宙艦隊のシャトルポッド

 NX級のものとは異なるタイプだが、宇宙艦隊司令部もまたシャトルポッドを使っていた。それらには青いストリームラインが入っており、レジストリナンバーを有していた。(ENT: 覚醒する恐怖ヒーローたちの帰還) 2154年に確認されたそのうちの一機のレジストリナンバーはNC-05だった。(ENT: ヒーローたちの帰還

リスト[]

22世紀のシャトルポッド
名称/レジストリナンバー 所属 ステータス
シャトルポッド1 エンタープライズ(NX-01) 現役 (2161)
シャトルポッド2 エンタープライズ(NX-01) 現役 (2161)
NC-05 宇宙艦隊司令部 現役 (2154)

登場回[]

付録[]

注釈[]

  1. ENT: 恩讐を越えて』において、ポッドの武装は明確にプラズマ兵器、おそらくプラズマ砲と指定されている。しかしながら、『ENT: テンダーの虜囚』では、シャトルポッド2はある種のフェイズ砲を発射しているらしい。それにもかかわらず、『ENT: 陰謀の嵐』ではポッドは未だにプラズマ砲を使用しているとされている。
  2. 制作側は本来エンタープライズに4機のシャトルポッドを搭載することを意図していたが(シャトルベイの数が4つなのがその証拠である)、シリーズを通して2機のみが使用可能とされた。風景画家のダグ・ドレクスラーはこの問題について、エンタープライズには実際に4機のシャトルポッドが搭載されており、そのうちシャトルポッド1・2以外の2機は「予備」だったのではないかという仮説を立てている。[1]
Jean-Luc Picard, 2364 この記事は書きかけだ。是非とも、この記事に加筆してみて欲しい。記事を書く際は、画面上部の「編集」をクリックするように。
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