シレック・シュラン(Thy'lek Shran)は、アンドリア帝国防衛軍の司令官であった。彼は非常に攻撃的な性質の持ち主で異星人嫌いでも知られていたが、地球連合宇宙艦隊のジョナサン・アーチャー大佐との出会いから徐々に親交を深めた。また、地球人にとって彼はズィンディ危機に際してエンタープライズを支援し、彼らのミッション成功に非常に重要な役割を果たした恩人でもある。アーチャーと彼の個人的な友好関係は後に地球連合とアンドリア帝国の同盟を実現させることにつながった。彼は惑星連邦結成における重要な功労者の一人ともされている。
シュラン司令官[]
シュランは少なくとも2142年頃にはクマリ級の一番艦の司令官になっていた。以来、シュランは2154年に同艦がテラライト巡洋艦(に偽装したロミュラン艦)に撃沈されるまで指揮を執っていた。(ENT: バベル1号星)
シュランとアーチャー[]
2151年、シュランはプジェムに赴き、ヴァルカンの監視基地が隠されているのを発見した。しかし、この発見はジョナサン・アーチャー大佐と、彼が船長を務めるエンタープライズ(NX-01)のクルーとの協力を無くしては成し得なかった。シュランはこの時の出来事でアーチャーに借りができ、しばらくは心地よく眠れなかったという。同時に、この時の出会いからアーチャーとシュランには奇妙な友情が芽生え始める。(ENT: 汚された聖地)
その奇妙な友情は後のコリダンやウェイターンでの出来事からも散見できる。
コリダンでは反政府ゲリラに誘拐されたアーチャーたちを救出するためにエンタープライズの機関部長のチャールズ・タッカー三世中佐と兵器士官のマルコム・リード大尉に協力した。(ENT: 恩讐を越えて)
ウェイターンの事件では、シュラン率いるアンドリア軍はヴァルカンからウェイターンの統治権を奪還すべく戦闘を開始したが、両勢力の和平交渉時、彼は交渉人にアーチャーを指名した。和平交渉は順調とはいかなかったが、アーチャーの仲介と、ヴァルカン側代表のソヴァル大使、そして、シュラン自身の間で合意が成立し、ヴァルカンとアンドリアは停戦した。(ENT: 戦場の絆)
2153年、シュランはデルフィック領域でズィンディの兵器のプロトタイプモデルを奪取し、エンタープライズの目を盗み、それをアンドリアに持ち帰る任務を帯びていた。しかし、エンタープライズのクルーにこの計画を見破られて、兵器のプロトタイプの自爆コマンドにアクセスされて破壊された。この兵器は爆発寸前にクマリから放り出されていたが、爆発の衝撃波でクマリもダメージを受け、アンドリアに引き返すことになる。(ENT: アンドリア人の協力)
翌年の2月14日、シュランは地球に向かうズィンディ超兵器を阻止しようとするアーチャーたちを援護し、ズィンディ爬虫類族の船を破壊した。(ENT: 最終決戦)
その後、ヴァルカン最高司令部長官のヴラスによる策略でヴァルカン軍によるアンドリア攻撃が始まろうとした時、その件で警告に来たエンタープライズとソヴァルの言い分を信じたシュランは、後にクマリを含むアンドリア艦6隻を率いて、エンタープライズと共にヴァルカンの艦隊を迎撃した。(ENT: バルカンの夜明け)
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付録[]
登場回[]
背景[]
シレック(Thy'lek)というファースト・ネームと2164年における階級は、『ENT: 暗黒の地球帝国・後編』に登場したアーチャーの経歴ファイルに書かれていたものである。