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==2387年==
 '''ジェリーフィッシュ'''(Jellyfish)は、2387年に[[赤色物質]]の輸送のために[[ヴァルカン科学アカデミー]]が使用した[[宇宙船]]である。彼らの「最も速い船」と言及され、回転するテールが特徴であった。
 
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 2387年、[[超新星]]爆発によって[[ロミュラン星系]]は崩壊の危機に立たされた。その危機を回避するべく最新鋭のジェリーフィッシュが用意され、[[ヴァルカン]][[大使]]の[[スポック]]がパイロットとなった。<br />
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 スポックは赤色物質を超新星に注入、人工[[ブラックホール]]を作って吸収することに成功したが、ロミュラスを救うのには間に合わなかった。そしてロミュラン採鉱船[[ナラーダ]]に追われ、二隻ともブラックホールに飲み込まれた。
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 当時[[ロミュラン]]に駐在していた[[ヴァルカン]][[大使]]の[[スポック]]が、[[ロミュラン星系]]崩壊の危機に際し、赤色物質を搭載し、その危機を回避しようと使用した艦である。
 
 
 ジェリーフィッシュの特徴は、赤色物質を安全に保管・輸送し、そして任務のために抽出する装置が備わっていることである。また、船には[[指向性エネルギー兵器]]が前方に2と、[[ワープ・ドライブ]]が搭載されている。
   
 
 ジェリーフィッシュは人相認識と声紋認識によって乗船したスポック大使を認識する能力があった。そのため、{{alt|スポック}}中佐は乗船を歓迎され操縦することが出来た。({{film|11}})
 ロミュランから、自らの星系を救ってほしいと要請を受けたスポックは、ヴァルカンに報告を行った。報告を受けたヴァルカン政府は、ヴァルカン科学評議会に危機の打開法の検討を命じた。これを受けて、ヴァルカン科学評議会は、まだ試験段階だったものの、当時最高速・最高性能の実験艦であった「ジェリーフィッシュ」を緊急事態指令のもと、就役させたのである。
 
   
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==仕様==
 
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画像:Spock surrenders himself to Nero.jpg|乗降口
 ジェリーフィッシュの特徴は、赤色物質を安全に保管・輸送し、そして任務のために抽出する装置が備わっていることである。また、船には[[指向性エネルギー兵器]]が前方に2と、[[ワープ・ドライブ]]が搭載されている。
 
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File:Jellyfish cockpit.jpg|コックピット
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File:Red matter.jpg|搭載された赤色物質
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==付録==
 ジェリーフィッシュは人相認識と声紋認識によって乗船したスポック大使を認識する能力があった。そのため、[[スポック(新時間軸)|スポック]][[中佐]]は乗船を歓迎され操縦することが出来た。({{film|11}})
 
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===背景===
 
*Jellyfishはクラゲという意味であり、映画の公式サイトで紹介されたが劇中では言及されていない。
 
*『{{film|11}}のBDで見られる情報によると、全長54.25mである。
 
*三角形の操縦席と円形の[[ビュースクリーン]]の組み合わせがヴァルカンの[[IDIC]]のシンボルになっている。
   
==背景==
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===非正史===
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 『[[スター・トレック]]』で描かれたネロの復讐劇の原因となった出来事は、同映画の脚本家である[[アレックス・カーツマン]]と[[ロベルト・オーチー]]によるコミック、『[[Star Trek: Countdown]]』で描かれている。
 Jellyfishはクラゲという意味であり、映画の公式サイトで紹介されたが劇中では言及されていない。
 
   
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 その中で、ジェリーフィッシュは超新星による滅亡の危機に陥ったロミュランを救うために、スポックがヴァルカン政府に呼びかけてヴァルカン科学アカデミーで開発された機体であるとされている。また、この船の設計及びパイロットは宇宙艦隊士官の[[ジョーディ・ラフォージ]]であったとされる。
 {{film|11}}のBDで見られる情報によると、全長54.25mである。
 
   
 この艦の設計及びパイロットは宇宙艦隊士官の[[ジョーディ・ラフォージ]]であったとされる。([[Star Trek: Countdown]])
 
 
 三角形の操縦席と円形のビュースクリーンの組み合わせがヴァルカンの[[IDIC]]のシンボルになっている。
 
   
 
[[de:Quallenschiff]]
 
[[de:Quallenschiff]]
 
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[[Category:ヴァルカン艦]]
 
[[Category:ヴァルカン艦]]
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[[Category:Memory Alpha:スター・トレック(2009)の関連記事]]

2019年6月27日 (木) 22:17時点における最新版

複数の時間軸
(複数の異なる時間軸からの情報)

 ジェリーフィッシュ(Jellyfish)は、2387年赤色物質の輸送のためにヴァルカン科学アカデミーが使用した宇宙船である。彼らの「最も速い船」と言及され、回転するテールが特徴であった。

2387年[]

Jellyfish under construction

建造中のジェリーフィッシュ

 2387年、超新星爆発によってロミュラン星系は崩壊の危機に立たされた。その危機を回避するべく最新鋭のジェリーフィッシュが用意され、ヴァルカン大使スポックがパイロットとなった。
 スポックは赤色物質を超新星に注入、人工ブラックホールを作って吸収することに成功したが、ロミュラスを救うのには間に合わなかった。そしてロミュラン採鉱船ナラーダに追われ、二隻ともブラックホールに飲み込まれた。

新時間軸[]

新時間軸
(2233年分岐)

 ジェリーフィッシュは2258年に出現し、すぐさまナラーダに拿捕された。この船はのちにスポック中佐によって取り返され、地球を攻撃するナラーダと戦った。スポックは残りの赤色物質を搭載したままのジェリーフィッシュを衝突コースに設定し、ナラーダを破壊した。

技術情報[]

 ジェリーフィッシュの特徴は、赤色物質を安全に保管・輸送し、そして任務のために抽出する装置が備わっていることである。また、船には指向性エネルギー兵器が前方に2基と、ワープ・ドライブが搭載されている。

 ジェリーフィッシュは人相認識と声紋認識によって乗船したスポック大使を認識する能力があった。そのため、スポック中佐は乗船を歓迎され操縦することが出来た。(スター・トレック

付録[]

背景[]

  • Jellyfishはクラゲという意味であり、映画の公式サイトで紹介されたが劇中では言及されていない。
  • スター・トレック』のBDで見られる情報によると、全長54.25mである。
  • 三角形の操縦席と円形のビュースクリーンの組み合わせがヴァルカンのIDICのシンボルになっている。

非正史[]

 『スター・トレック』で描かれたネロの復讐劇の原因となった出来事は、同映画の脚本家であるアレックス・カーツマンロベルト・オーチーによるコミック、『Star Trek: Countdown』で描かれている。

 その中で、ジェリーフィッシュは超新星による滅亡の危機に陥ったロミュランを救うために、スポックがヴァルカン政府に呼びかけてヴァルカン科学アカデミーで開発された機体であるとされている。また、この船の設計及びパイロットは宇宙艦隊士官のジョーディ・ラフォージであったとされる。