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鏡像宇宙の当該人物については、ゼフラム・コクレーン(鏡像宇宙)を参照

 ゼフラム・コクレーン(Zefram Cochrane)博士は21世紀地球人男性である。変わり者の天才で地球で初めてワープ・ドライブの開発に成功し、人類で最初に光速を突破した人物でもある。

経歴[]

 2032年(または2030年)に生まれ、2060年代まで北アメリカモンタナ州ボズマンで過ごした。そこで彼と彼のエンジニアチームはワープドライブの開発に取り掛かり、地球初のワープ航法宇宙船フェニックスを建造した。

 2063年4月4日、ボーグ・スフィアファースト・コンタクトを防ぐために未来から襲来したが、ボーグを防ぐために同じく時間を遡って来たUSSエンタープライズEの乗員たちと遭遇した。彼らによってコクレーンは歴史上の偉人として扱われた。翌日の4月5日午後11時、ウィリアム・T・ライカー中佐ジョーディ・ラフォージ少佐が同伴しフェニックスの打ち上げが行われた。彼らは地球の付近でワープ・バリアを突破することに成功し、偶然付近を航行していたヴァルカン科学調査艦の注意を引いた。その晩、ヴァルカン艦トゥプラナ・ハスはモンタナに降り立ち、そこで人類とヴァルカンの公式なファースト・コンタクトが行われ、そこから人類の新時代が幕を開いたのだった。(スタートレック:ファーストコンタクト

 2064年にコクレーンはプリンストン大学の卒業式でボズマンでのファーストコンタクト詳細を話した。それは未来からやって来たサイバネティクス集団の争いに巻き込まれた事についてで、24世紀連邦宇宙艦USSエンタープライズ(NCC-1701-E)ボーグ・スフィアが、時間を遡りボーグは過去の地球同化してファーストコンタクトを妨げようと試みたがエンタープライズのクルーによって阻止されたというものだった。大部分の聴衆は空想癖によるものだとして信じず、コクレーンは後に自身の発言を全て撤回した。(スタートレック:ファーストコンタクトENT: 覚醒する恐怖

Zefram Cochrane, 2119

2119年のゼフレム・コクレーン。

 コクレーンはその後、22世紀前半にはヘンリー・アーチャーと共にワープ5エンジンの開発に携わった。2119年、彼は公式に地球のワープ5センターを開設した。この時の彼のスピーチでの「未知の新世界を探索して新しい生命体と新しい文明を求め」や「人類未踏の宇宙へ」などの幾つかのフレーズが後の宇宙艦隊で引用される事になる。(ENT: 夢への旅立ち) その年にアルファ・ケンタウリ・コロニーから目的地を告げず旅に出て行方不明となり死亡したと考えられていた。(TOS: 華麗なる変身

 その後の2152年エンタープライズ(NX-01)は宇宙空間を漂う小型船を発見し、中から人間の遺体が発見された。船長ジョナサン・アーチャー大佐はこれが行方不明となっているゼフレム・コクレーンの遺体ではないかと考え調査をしたが、実際には違った。(ENT: 沈黙の漂流船

 2267年USSエンタープライズジェイムズ・T・カーク大佐、スポック中佐、ドクターレナード・マッコイの三人は連邦コミッショナーのナンシー・ヘッドフォードをシャトルガリレオガンマ・カナリス方面の小惑星へ送り届ける任務中、コクレーンが生存しておりコンパニオンと呼ばれる雲のような存在と共に生活している事を発見した。コクレーンは姿が若いままだったが生きていれば150歳以上になっていた、後にコンパニオンはヘッドフォードの中に入り一体化し、彼女とコクレーンと共に小惑星人間の有限の寿命を得て新しい生活を始めた。コクレーンはカークにこの出会いと出来事を公表しないように頼んだ。(TOS: 華麗なる変身

Zefram Cochrane and the Companion communicate

コンパニオンと会話するコクレーン。

人物像と伝説[]

Zefram Cochrane Statue

ジョナサン・アーチャーの船室に飾られたゼフラム・コクレーン像

 コクレーンは人類の繁栄する新時代をもたらしたり、ワープ技術地球に寄贈しようなどとは考えていなかった。これらは後の時代の想像に過ぎない。実際のコクレーンがワープ技術を作ったのは金のためで宇宙も飛行機も嫌いで列車が好きだった。彼は南の島で裸の女とロックンロールを踊りながら愉快に暮らす引退生活を望んでいた。(スタートレック:ファーストコンタクト

 コクレーンにはリリー・スローンと言う良き友人がおり、第三次世界大戦で知り合った。彼女はコクレーンにZ(ズィー)と言うニックネームをつけた。(スタートレック:ファーストコンタクト

 2063年にエンタープライズEのクルーと会った際、彼らはコクレーンをより良い世界の先駆者と言う未来像を抱いていたが、彼はその役割を受け入れるのを拒否した。その後ジョーディ・ラフォージからボズマンにコクレーン高校や高さ20mの大理石の像が建てられる事を教えられ、嫌気が差したコクレーンはアルコールに依存する事で現実逃避を図ったが、後に未来と向き合う決心をした。彼の言動は後の時代に重大な影響を与え「偉大な男であろうとするな、ただの男であれ、いずれ歴史が判断を下す」と言う言葉を残した。(スタートレック:ファーストコンタクト

 コクレーンは亜空間のフィールド強度の単位や、惑星の名称、宇宙艦の名称、大学、都市、USSヴォイジャーNCC-74656のシャトルの名前などになっている。(TNG: 疑惑VOY: 限界速度ワープ10DS9: 聖なる神殿の謎

付録[]

背景[]

非正史[]

外部リンク[]

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