タロス4号星(Talos IV)はタロス恒星群に属するMクラス惑星で、タロス人の母星である。
23世紀中頃において、座標は方位749マーク148に位置していた。
惑星地表は荒れ果ててわずかな植物が生息するのみであった。
歴史[]
紀元前数十万年[1]、タロス4号星の地表は核戦争によって不毛になった。それまでは高い技術力を持ったタロス人の文明が栄えていたが、地表に住めなくなったタロス人は地下へ逃げた。それからタロス人の技術力は失われ、彼らはテレパシー能力が異常に発達していった。
2254年、パイク大佐指揮するUSSエンタープライズがタロス4号星を訪れた。USSエンタープライズのクルーはタロス人の作る幻影に惑わされてパイク船長を拉致され、危機的状況に陥った。結局パイク船長は救出されたが、このことをきっかけに惑星連邦はこの惑星への訪問を禁じ、一般命令7号として定めた。
しかし、エンタープライズのクルーたちの内、パイクとスポックは生涯で三度(前述の2254年の事件の他、後述の2257年、及び2267年)、タロス4号星を訪れることになるが、幸いにして一般命令7号の罰則は適用されずに済んでいる。
2257年。臨時でUSSディスカバリーの船長に就任していたパイクと、連邦のサナトリウムを脱走した部下のスポック大尉は、再びタロス4号星を訪れることになった。
スポックは謎の信号源の調査活動中に精神に変調をきたして連邦の治療施設に入所していたが、そこでの治療が叶わないと知るや否や脱走した。この際に職員3名を殺害したとして容疑をかけられ、指名手配となってしまう。
そのスポックの痕跡をパイクと、義姉であるマイケル・バーナムらが追っていたが、バーナムはスポックがヴァルカン星にいたのを発見して、一旦はセクション31のフィリッパ・ジョージャウにスポックを引き渡すものの、コントロールやリーランドに不信感を抱いていたジョージャウの手引きでスポックを連れて逃走する。そして、スポックが口にしていた「841947」という数字の正体をマイケルは、並び順を真逆にして解析した結果、それがタロス4号星の座標であり、スポックは自身の精神を正常に戻すためにタロジアンたちの力が必要であることを訴え続けていたことがわかる。
バーナムとスポックはタロス4号星に上陸し、タロジアンたちの力を借りてスポックを正気に戻すことが出来た。そして、彼の精神に変調をきたした原因が、未来において反乱を起こした人工知能により、地球やアンドリア、テラライト、クロノスなどが滅ぼされ、大勢が犠牲になる光景を目にしたせいであることが判明した。
また、パイクはディスカバリーで幻覚のヴィーナから、バーナムとスポックがタロス4号星にいることを知らされて、2人を回収するために同惑星を訪れることになる。
後にUSSディスカバリーと胞子ドライブのデータが封印、もしくは公式記録から抹消されたため、パイクとスポックによるタロス4号星への二度目の訪問も伏せられている。
2267年、副長のスポック中佐により事実上乗っ取られたUSSエンタープライズは、再びタロス4号星を訪れた。身体が不自由になったパイク先任大佐はそこへ降り、タロス人の幻影によって自由な余生を過ごす事にした。(TOS:歪んだ楽園、TOS: タロス星の幻怪人・前編、後編)
付録[]
注釈[]
- ↑ ヴィーナが2254年に、「何十万年も昔」と言っている。この時点で彼女は18年間タロス人に飼われており、歴史を聞いたと考えられる。
背景[]
『歪んだ楽園』の最初の脚本ではこの惑星はシリウス4号星と名付けられており、パイクはそこに住むカニのような異星人(ないし生物)にさらわれることになっていた。
タロス4号星の外見は『TOS: タロス星の幻怪人・後編』のリマスター版(2006年)および『TOS: 歪んだ楽園』のリマスター版(2008年)で更新された。

