タロス4号星(Talos IV)はタロス恒星群に属するMクラス惑星で、タロス人の母星である。23世紀中頃において、地表は荒れ果ててわずかな植物が生息するのみであった。
歴史[]
紀元前数十万年[1]、タロス4号星の地表は核戦争によって不毛になった。それまでは高い技術力を持ったタロス人の文明が栄えていたが、地表に住めなくなったタロス人は地下へ逃げた。それからタロス人の技術力は失われ、彼らはテレパシー能力が異常に発達していった。
2254年、パイク大佐指揮するUSSエンタープライズがタロス4号星を訪れた。USSエンタープライズのクルーはタロス人の作る幻影に惑わされてパイク船長を拉致され、危機的状況に陥った。結局パイク船長は救出されたが、このことをきっかけに惑星連邦はこの惑星への訪問を禁じ、一般命令7号として定めた。
2267年、スポック中佐に事実上乗っ取られたUSSエンタープライズは再びタロス4号星を訪れた。身体が不自由になったパイク先任大佐はそこへ降り、タロス人の幻影によって自由な余生を過ごす事にした。(TOS:歪んだ楽園、TOS: タロス星の幻怪人・前編、後編)
付録[]
注釈[]
- ↑ ヴィーナが2254年に、「何十万年も昔」と言っている。この時点で彼女は18年間タロス人に飼われており、歴史を聞いたと考えられる。
背景[]
『歪んだ楽園』の最初の脚本ではこの惑星はシリウス4号星と名付けられており、パイクはそこに住むカニのような異星人(ないし生物)にさらわれることになっていた。
タロス4号星の外見は『TOS: タロス星の幻怪人・後編』のリマスター版(2006年)および『TOS: 歪んだ楽園』のリマスター版(2008年)で更新された。