- ENTの同名エピソードについては、ENT:テラ・プライム・前編及び後編を参照。
テラ・プライム(Terra Prime)は非人類の地球及び太陽系からの排斥を目的とした過激な排他主義テロリスト団体である。2155年の時点で、ジョン・フレデリック・パクストンが地球の衛星である月のオルフェウス採掘コロニーからこの運動を指揮していた。テラ・プライムのメンバーの一部は21世紀の歴史的人物であるグリーン大佐の思想に心酔していた。彼は多くの人々からは大量虐殺を行った狂人と見なされているが、メンバーは彼の思想を遺伝子的「純潔」を守るための倫理だと見なした。テラ・プライムの信奉者は2153年のズィンディの攻撃以前までは下火だったが、この事件の後再起し、ネイサン・サミュエルズといった地球の指導者たちが危惧するほどに影響力を増した。テラ・プライムのメンバーにはマーサー、スーザン・コーリ、ダニエル・グレーヴズ、及びジョサイアなどが含まれていた。サミュエルズは18歳のとき一時この団体に所属していたが、後に関係を絶った。
2155年1月、テラ・プライムは火星のヴァーテロン・アレイを奪取し、威力をデモンストレーションし、全非人類を太陽系からの退去という彼らの要求に従わせるためにヴァーテロン・エネルギー・ビームを月に向けて発射した。彼らの企みは地球連合宇宙艦隊士官の潜入チームによって阻止され、アレイは奪還されパクストンは拘束された。
惑星連合、及び後の惑星連邦の設立によってテラ・プライムの目的である孤立した、「人類のみ」の地球が実現されることはなくなった。