ディファイアント級(Defiant-class)は、惑星連邦宇宙艦隊が保有する宇宙艦である。
歴史
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ディファイアント級の開発は2366年頃から始まった。この級のコンセプトと、存在意義はただ一つ。当時惑星連邦にとって最大の脅威として認識されたボーグに戦って勝つこと。そのために宇宙艦隊は、当時持てるだけの技術を投入してUSSディファイアント(NX-74205)の完成を急いだ。
ところが、ようやくディファイアント級のネームシップが産声を上げた時既に遅く、2366年末のウォルフ359の戦いでは39隻の艦隊の艦船が破壊され、USSエンタープライズDの活躍により第一次太陽系侵攻は宇宙艦隊による辛勝で終わった。
その上、漸く完成したディファイアントは試験航海の際にパワーバランスの悪さが露呈して危うく自爆しかけ、また、設計の際に研究室や居住区など戦闘時に必要がないと判断された箇所が削ぎ落とされて武器などが追加された結果、居住性の低下、つまりは長期の航海に支障を来すこととなり、さらに、ボーグの脅威が下火となったことも影響して、結局、宇宙艦隊はディファイアント級の開発を中止した。そして、戦うために生まれたはずのディファイアントは火星のユートピア・プラニシア艦隊造船所の奥で暫しの間、埃を被ることになった。
しかし、このディファイアント級の開発に携わっていた艦隊士官の一人、ベンジャミン・シスコはこの船のことを決して忘れてはいなかった。彼はディープ・スペース・9の司令官となった後、2370年末、ガンマ宇宙域を探索中にドミニオンと遭遇した。シスコらはUSSオデッセイの救援によってドミニオンから逃れることこそできたが、ジェムハダーはギャラクシー級であったオデッセイを容易く撃沈してしまった。
シスコはその後地球へと戻り、宇宙艦隊上層部を説得し、ドミニオンの脅威に対する備えとしてディファイアントをDS9に配属させた。
その後、ディファイアントはドミニオンとの冷戦、第二次連邦・クリンゴン戦争、第二次太陽系侵攻を潜り抜けてその有用性を示していった。その結果、ディファイアント級の量産も漸く始まり、これらの姉妹艦はドミニオン戦争の際に第2、第5艦隊などに配備されて前線を戦った。
また、2374年には、ロミュランによって盗まれたUSSプロメテウス(NX-59650)を奪回するためにアキラ級1隻とディファイアント級2隻が派遣されている。
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技術情報
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配置
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推進システム
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戦術システム
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フェイザー・キャノン
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フェイザー・ビーム・エミッター
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魚雷ランチャー
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ディフレクター・シールド
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断熱被膜塗装
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遮蔽装置
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内部デザイン
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メイン・ブリッジ
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医療施設
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機関室
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乗員個室
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食堂
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転送室
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ディファイアント級の転送室。

ディファイアント級のもう一つの転送室。
ディファイアント級の宇宙艦には二つの転送室が備わっている。一つは第1デッキ、もう一つは第2デッキにある。(DS9:2024年暴動の夜・前編、DS9: 姿なき連合艦隊・後編、DS9: クリンゴンの暴挙)
同型艦
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- USSディファイアント(NX-74205)
- USSサンパウロ(NCC-75633) USSディファイアントに改名
- USSヴァリアント(NCC-74210)
- 名称不明ディファイアント級
鏡像宇宙
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付録
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登場回
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背景
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ディファイアントのデザインは、ゲイリー・ハッツェルとハーマン・ジマーマン、ジェームズ・マーティンらが手掛けた。
マーティンは当初ランナバウトの強化版のようなデザインを、と求められたが、この初期案は却下され、従来の宇宙艦隊艦船のデザインコンセプトに基づいて新型艦をリデザインした。
しかし、ここでジマーマンが、「宇宙艦隊の船でありつつ、今までにない新しいデザインの船が必要」と彼に告げた。
マーティンはその後、マキの宇宙船のデザインコンセプトに行き着き、マキのジュディ級攻撃機を基にして新型の船をデザインしていった。ここにフェラーリなどの要素を加えていった。結果的にデザインは貨物船らしくなったが、後にこれが採用されてさらに改修され、ディファイアントの原案になった。(Star Trek: Deep Space Nine DVD Complete Season 3の特典映像より)