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 ディフレクター・グリッド(Deflector grid)とは、ディフレクター・シールド(防御シールド)を発生させるために、連邦宇宙艦の外殻に格子状に張り巡らされているシールド・エミッターである。シールド・エミッター(Shield emitter)と呼称される場合もある。

概要[]

Deflector grid

ギャラクシー級のグリッド配置

 ディフレクター・シールド(防御シールド)は、重力波発生装置(ディフレクター)で重力子を発生させた後、亜空間歪増幅器(subspace field distortion amplifiers)を経由してシールドの位相を変調し、メイン・ディフレクター及びディフレクター・グリッドに内蔵されているエミッターから形成する。
 通常航行時は主にメイン・ディフレクターを用いて低出力なシールドを船体前方に対して形成し、進路上の宇宙塵などの星間物質が船体に直接接触することを防ぐが、戦闘時などにおいて多方向からの攻撃に対して船体を保護するためには船体前部を覆う強力なシールドを形成する必要がある。
 ディフレクター・グリッドは船体外殻全域にまんべんなく配置され、そこから船体全体をカバーする効果的なシールドを形成することができる。

 ディフレクター・グリッドは船体外殻に格子状に張り巡らされている溝であり、一見すると船体外壁のパネルラインの様にも見えるものでる。イントレピッド級等の中型艦などでは容易に目視することが可能である。
 ディフレクター・グリッドはナビゲーション・ディフレクターと構造上の基本原理は同じであり、小型の重力子発生装置とそれを照射するエミッターを連続配置している。船体が損傷した際に大気の流出を防ぐための緊急フォース・フィールドを発生させる際などにも利用することができ、また構造維持フィールドを形成する際にも使用する。特別な応用例として、センサーに転嫁したという例も報告されている。(Star Trek: The Next Generation Technical Manual

応用例[]

 2369年に、USSエンタープライズD機関部長であるジョーディ・ラフォージは、ワープ・ドライブのエネルギーをEPSを通じてディフレクター・グリッドに直結させ、センサー領域を26パーセント増加させることに成功した。(TNG:謎の第3次亜空間

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