デュラニウム(Duranium)は非常に強固な金属物質で合金として人類やアンドリア、クリンゴン、カーデシア、フェレンギ、トレイブ等の非常に多くの文化で宇宙艦や宇宙ステーションの装甲に用いられている。宇宙艦に使われるデュラニウム合金は同位体デュラニウム235とその他の元素から作られている。
デュラニウムはフェレンギ先物取引の公開市場で重要な貿易品だった。2373年半ば、過去3年間でデュラニウムは7.75上がり、2.125下がりその後11.375上がり合計で約17ポイント上がっていた。デイモン・アイゲルはグランド・ネーガス・ゼクに彼のデュラニウムの権利を市場に売るべきかどうかの相談を願い出た。(DS9: 愛の値段)
ドミニオン戦争中、ガラマイトは惑星連邦にデュラニウムを供給していた。(DS9: 彷徨う心)
応用[]
デュラニウムはNX級の宇宙船の外壁に用いられていた。(ENT: トレリウムD)
連邦のクラスF・シャトルクラフトはデュラニウム金属殻で造られていた。(TOS: タロス星の幻怪人・前編)
ギャラクシー級の宇宙艦の内装部分は固体のデュラニウムで構成されていた。2366年、USSエンタープライズ(NCC-1701-D)の貨物室に穴が開けられた事によって、クリーガー波が固体のデュラニウムを貫通出来る事が判明した。(TNG: 疑惑のビーム)
スン型アンドロイドの頭蓋骨には部分的にデュラニウムで造られていた。(TNG: 命のメッセージ)
クリンゴンのヴォルチャ級宇宙艦の第二船体にはデュラニウム合金が用いられていた。ジャッジア・ダックスはIKSトーカートのミッション・レコーダーの残骸を探している間、デュラニウムからの磁場がレコーダーを覆い隠しているかもしれないと述べた。(DS9: 反逆のテレパス・エネルギー)
ケイゾン戦闘機は連邦のタイプ8・シャトルクラフトのようにデュラニウムや、マグネサイト、残留炭素で造られていた。(VOY: ケイゾン戦士誕生)
クラス2シャトルのパイロンのサポートにデュラニウム合金は通常用いられない、ワープ10に近づくとシャトルに亜空間トルクの影響が大きくなった為、ハリー・キムはナセルをデュラニウム合金で補強する提案をした。しかしベラナ・トレスは既にそれを考慮して「あまりにも脆い」と結論付けた。(VOY: 限界速度ワープ10)
ボーグ・ドローンのワンはイントレピッド級のUSSヴォイジャー(NCC-74656)の装甲がデュラニウムで造られている事を認識した。(VOY: 新生ボーグの悲劇)
USSヴォイジャーの第1貨物室に保存されている予備のデュラニウム・シーツをニーリックスは「幾つかの修正で重力プレートに変更出来る」と述べた。(VOY: アリスの誘惑)
デュラニウム複合物[]
カーデシア人はテロック・ノールの全てのコンジットを2メートルの厚いデュラニウム複合物でシールドしていた。ステーションでハンターに遭遇したマイルズ・オブライエンは「スキャン装置で透過出来ない」と述べた。(DS9: ワーム・ホールから来たエイリアン)
2370年、ディープ・スペース・9のクルーはステーションが包囲された時、ステーションのデュラニウム複合物が不透過である事を利用し、コンジットを使ってセキュリティ・ネットから隠れた。(DS9: 帰って来た英雄・パート3)
連邦のランナバウトの緊急ハッチはデュラニウム複合物で造られていた。キラ・ネリス少佐がハッチを焼き切り通る提案をした時、ベンジャミン・シスコ大佐は「忘れていた」と「焼き切るのに1時間掛かる」と言った。(DS9: 超生命体"Q")
デュラニウム影[]
デュラニウム影はセンサー・スキャン時に巨大な兵器を備蓄しているように見せる幻影を作り出すことが出来る。2369年、マイルズ・オブライエンはトロン・フィールドの後ろに幻影を作り出しガル・ジャサッドにディープ・スペース・9に当初より遥かに重装備かもしれないと考えさせた、オブライエンはデュラニウム影を使ってカーデシアにステーションには5000発の光子魚雷と全レベルに集積フェイザー・バンクが装備されていると思わせた。(DS9: 聖なる神殿の謎)
第一次ディープ・スペース・9の戦いの前にベンジャミン・シスコはガウロンとマートクにステーションには5000発の光子魚雷があり信じないなら自由にスキャンして結構だと警告した。スキャン後マートクはまだ懐疑的なガウロンにこれはトリックでトロン・フィールドとデュラニウム影によって作り出された幻影を見せているだけだと言った。(DS9: クリンゴンの暴挙)
関連項目[]
- ポリ・デュラニウム