トコン帝国(Tkon Empire)とは、今から数十万年前に数千の星系と広大な領域を支配していた星間国家である。トコン帝国の科学力は星を動かせるほどに高い技術を有し、彼らは惑星や恒星を自らの帝国の防衛システムとして組み込んでいたといわれている。
トコン帝国が滅亡したのは60万年前、トコン帝国の暦ではマクトー時代と呼ばれる時期であり、原因は恒星の超新星化だったといわれている。
そのトコン帝国の残した防衛システムの存在は、2364年に偶然証明されることになる。
宇宙暦41386.4。惑星連邦宇宙艦隊所属のUSSエンタープライズDは、ガンマ・タウリ4号星から盗まれたエネルギー変換機を取り戻すべくフェレンギのデコラ級駆逐艦を追跡した。その追跡中にフェレンギ艦はエンジントラブルを起こし、デルファイ・アーデュー星系の4号星の軌道上で停止した。この時、エンタープライズとフェレンギ艦は交戦したが、すぐに両者共に惑星から発せられる謎の力の影響でエネルギーを吸い取られ、身動きが取れなくなった。惑星に転送降下した上陸班はそこでトコン帝国の門番と対面し、彼を説得した結果、両者共に危機から脱することができた。(TNG: 謎の宇宙生命体)