(2233年分岐)
パヴェル・アンドレイエヴィッチ・チェコフ(Pavel Andreievich[1] Chekov)は23世紀の宇宙艦隊士官である。2258年には17歳という若さでUSSエンタープライズに配属され航海士を務めた。
人物像[]
パヴェル・チェコフはロシアの出身である。彼は応用理論物理が専門で、宇宙艦隊アカデミーでは星図学と転送装置理論のクラスでトップだった。また宇宙艦隊アカデミー・マラソンを最年少で優勝した経験も持つ。(スター・トレック映画公式サイト)
チェコフはきつい東欧訛りで話すが、彼に特有の癖がありVをWのように発音しがちである。そのためヴァルカンが「ワルカン」に、ヴィクター(Victor、認証コードの一部)が「ウィクトル」のように聞こえてしまう。(スター・トレック)
USSエンタープライズ[]
2258年、チェコフは少尉の階級でUSSエンタープライズの航海士になった。この時から既に彼の才能は大きく発揮された。エンタープライズが重力的に不安定なヴァルカン星に落下するジェイムズ・T・カークとヒカル・スールーを転送収容するのに手こずっていた時には、チェコフが飛び入りで適切な調整を素早く行ったおかげで二人が助かった。また、ナラーダに感知されずにエンタープライズから転送で乗り込む方法として、エンタープライズを土星の衛星タイタンの大気中にワープさせて土星の環の磁気歪み(magnetic distortion)に隠すという案を出した。これも成功しクリストファー・パイク大佐の救出と地球を守ることが可能になった。
昇進したカーク大佐にUSSエンタープライズの指揮が移った後も、チェコフは航海士を続けている。(スター・トレック)
ニビル[]
1年後、エンタープライズが惑星ニビルの監視任務に就いた際もチェコフは航海士を務めていた。惑星の磁場の影響で火山からスポックを転送収容することが困難だったが、チェコフが解決策をカークに提案した。彼の考えでは、直接見える位置からであればスポックを転送できるはずだった。エンタープライズが火山近くまで行かなければならないため、モンゴメリー・スコットは反対したが、カークはチェコフの案を採用した。その結果、宇宙艦の姿を原住民に見られてしまうこととなり、艦隊の誓いの違反となった。(スター・トレック:イントゥ・ダークネス)
エンタープライズの航海士 | |
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USSエンタープライズ: | タイラー • ケルソー • ベイリー • ファレル • ハドレー • ライリー • スタイルズ • ラティマー • デサル • オズボーン • ペインター • チェコフ • レスリー • ヘインズ • アレックス • アイリーア • ディファルコ • サーヴィック |
USSエンタープライズA: | チェコフ |
ISSエンタープライズ: | チェコフ |
USSエンタープライズ(新時間軸): | チェコフ • ダーウィン |
付録[]
背景[]
オリジナルのパヴェル・チェコフは2245年生まれだが、新時間軸のパヴェル・チェコフは2241年生まれである。(TOS:神との対決、スター・トレック)
注釈[]
- ↑ キリル文字を正しく置き換えるなら "Andreyevich" となるが脚本では "y" でなく "i" になっている。