ピリシアン・コウモリ(Pyrithian bat)は白い毛の生えた飛行可能な哺乳類である。主に雪甲虫(snow beetle)や蛾の幼虫を食べる。
ドクター・フロックスがエンタープライズ(NX-01)で飼育していたピリシアン・コウモリはメスだった。(ENT: 死のファースト・コンタクト) フロックスは人類がペットを人のように扱うことを不思議がっていたが、自分もピリシアン・コウモリに話しかけていることに気づいた。(ENT: 遥かなる友へ)
2152年、アーチャー大佐が医療室に泊まった際フロックスのピリシアン・コウモリがケージから逃げたため、二人は網を持って医療室を走り回ることになった。フロックスは折り紙のピリシアン・ムーン・ホークと鳴きまねでコウモリを怖がらせようとしたが、失敗に終わった。しかし医療室にやって来たサトウ少尉がいとも簡単に捕まえてしまった。(ENT: 小さな生命の灯)
2153年、ロケックへの変身の名残で普通食が食べられなかったリード大尉はフロックスにピリシアン・コウモリの餌である蛾の幼虫を勧められた。(ENT: 突然変異) エンタープライズがトリアノンに乗っ取られた時は、見張りの気をそらすためにピリシアン・コウモリが使われた。(ENT: 選ばれし領域)
2381年、第80宇宙基地ではピリシアン・コウモリが基地内を飛び交っていたため、基地の人員が箒ではたき落そうと躍起になっていた。(LD: 信頼できる情報源)
背景[]
デルタ宇宙域の惑星タラックスにはピリシアン谷があるが、デノビュランに知られているとは考えにくいのでピリシアン・コウモリやムーン・ホークは関係ないと思われる。