フェイズ銃(phase-pistol)は、2151年に地球連合宇宙艦隊で採用された指向性エネルギー兵器であり、個人携帯用の銃である。(ENT: 夢への旅立ち・前編)
それまでの標準装備であったEM-33型銃とは違い、フェイズ銃には出力を調整する機能が備えられており、麻痺から殺傷まで調整することが可能であった。また、最大出力は10メガジュールまで設定する事が可能であった。(ENT: 覚醒する恐怖) また、EM-33は射撃の際に粒子のずれを修正する必要があったが、フェイズ銃にはその必要がなくなった。(ENT: 名誉に生きる者)
フェイズ銃による銃創はその時代の他の武器による銃創とは違う効果を与えるものだった。22世紀のスリバンとコリダンの兵器は衣服を貫き皮膚及び内蔵組織に至る銃創を与えたが、フェイズ銃は皮膚を傷つけずに感電の様な負傷を与えることが可能であった。(ENT: 恩讐を越えて) 兵器としての用法の他に切断ツールとして使用することもできる。(ENT: 狙われた星アカーリ、植民星テラ・ノヴァの謎)
また、オーバーロードに設定すると爆弾の代用として使用することができる。それは非常に強大な爆発力を持っていた。(ENT: ロミュランの陰謀)