
ヘカラス・ルートの星図
ヘカラス回廊(Hekaras Corridor)、またの名をヘカラス・ルートはヘカラス星系へと繋がる約12光年の細長い回廊状の空間領域である。周辺は強力なテトリオン・フィールドに囲まれているため、ワープ航行で領域を安全に通れる唯一の航路だった。
2360年代、ヘカランの科学者セロヴァとラバルはヘカラス回廊に長期間に渡ってワープ・フィールドを晒すと回廊は不安定になり、その結果彼らの母星であるヘカラス2号星は居住に適さない環境になると連邦科学評議会に説得を試みた。科学評議会に迅速な行動を決定させる事が出来ないと考えた2人は彼らの調査結果に注意を促す為、回廊内にヴァーテロン・パルスを発生させるブイを設置した。2370年、これらのブイによってUSSフレミング、フェレンギのデコラ級宇宙艦とUSSエンタープライズが航行不能に陥った。
これらのブイは結局、撤去されることになったが、最終的に結論を急いだセロヴァが一人で宇宙船に乗り、ワープコアを自爆させ、ワープ・フィールド・エネルギーを晒す事が亜空間断層を発生させる原因になるという彼女の理論を証明した。その後連邦評議会は全ての艦船に緊急事態を除いてワープ5の速度制限を課し、へカラス回廊等の空間が弱った領域は必要最低限の航行を許可した。(TNG: 危険なワープ・エネルギー)
反時間の未来に於いてUSSパスツールのブリッジの様々なモニターではへカラス回廊の幾つかの映像が表示されていた。(TNG: 永遠への旅)