ベタゾイド | |
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ラクサナ・トロイ ベタゾイド女性(2371年) | |
ライタン・グラックス ベタゾイド男性(2366年) |
ベタゾイド(Betazoid)[1]はベータゼットを母星とするテレパシーを持つヒューマノイド種族である。また、彼らは惑星連邦の加盟種族でもある。
歴史と政治[]
ベータゼットは数世紀の間比較的平穏な歴史を歩んでいた。しかし、2374年にこの平和にピリオドが打たれた。惑星連邦と戦争中であったドミニオンはベータゼットに侵攻し、ベータゼットは一時的にドミニオンの占領下に置かれたのだった。(DS9: 消された偽造作戦)[2]
生理学[]
ベタゾイドの外見は人間と酷似しており、見た目だけでは双方の区別はつかなかったが、彼らの瞳の虹彩の色が完全に黒いことが特徴であった。また、彼らはクリンゴンやタヴニアンの様な別のヒューマノイドとの異種交配も可能である。(VOY: 殺人犯スーダー) また、ベタゾイドの妊娠期間は約10カ月であった。(TNG: 光から生まれた生命)
ベタゾイドは他のヒューマノイドとは異なる頻度でレム睡眠が訪れることが知られている。(TNG: 謎めいた狂気) ベタゾイド女性が中年に達すると、性欲が通常の4倍以上に増加するという生理学的変化が訪れる。(TNG: 魅せられて) また、年老いたベタゾイドはザンシー熱にかかりやすくなる。これは彼らのテレパス能力に影響を与え、感情を周りの人間に伝染させることで知られており、影響を受けた周りの人は自らの潜在意識下の欲望や恐怖及び他の感情に支配される。(DS9: 恋の感謝祭)
テレパシー能力[]
ベタゾイドはテレパシー能力を有しており他人の感情を読み取ることができる。この能力は大脳副皮質の中心にある主要な神経伝達物質であるシロジニンによるものである。(TNG: 心のダーク・サイド) 多くのベタゾイドは青年に達するとテレパシー能力が発達するが、タム・エルブラン等の様な一部の者は生まれつきテレパシー能力が発達している場合もある。 (TNG: 孤独な放浪者) こういった一部の強力なテレパシーを持つ者は、あらゆる人の心の声が常に聞こえる状態にあり、逆にこれにより精神的に負荷がかかり精神を病む場合もある。逆にロン・スーダーの様にベタゾイドでも非常にテレパシー能力の低い者もおり、テレパシーでお互いに意思の疎通を取ることができず、他の人々の強い感情さえもほとんど読み取ることができない。
一般的なベタゾイドは平均的なテレパシー能力を有し、他人の感情を読み取り他人の考えを読み取ることができる。また、他人の感情を支配し心を操ることもできた。(TNG: 非情なる駆け引き、DS9: 恋の感謝祭) 彼らのその能力は、遺伝学的なテレパシーの強さやテレパシー能力のトレーニング、読み取る相手への親しみや自ら及び相手の精神状態や身体状態、及び相手の種族に依存する。(TNG: 夢の人) ベタゾイドが感情を読み取れる対象は肉体・非肉体の種族に限定はされない。Qやナギラム、エネルギー渦、ゲージ等の非実体型種族であってもその感情や考えを読み取ることが可能であったが、フェレンギやケイロン、可変種、旅人といった一部の種族の感情を読み取ることはできなかった。データ少佐によるとフェレンギの感情を読み取れないのは、彼らの脳の構造によるものであると結論付けられている。また、データの兄であるローアがエモーション・チップを使用した際に、ディアナ・トロイは彼の感情を読み取ることができた。また、ディアナ・トロイが一時的にテレパシーを失った際には、相手の感情を感じることができないため、ウィリアム・ライカーがホログラムのキャラクターの様に感じると評したことがある。
ベタゾイドの異種交配は、しばしば子供のテレパシー能力に影響を与えた。大抵の子供は純粋なベタゾイド同様にテレパシー能力を受け継いだ。しかし、純粋なベタゾイドよりもその能力が劣る場合が多い。通常、混血の子供のテレパシーによるコミュニケーション能力は同じテレパシー能力を持つ種族や、家族などの親しい人物やイムザディと呼ばれる非常に親しい関係にある人物との間に限定される。
また、一般的なベタゾイドであってもテレパシーで相手の感情を読めない種族としてフェレンギやブリーン、ユリアン、シャリアック、ドプテリアン等が知られている。しかし、一部のハーフのベタゾイドがこれらの種族の一部から感情の変化を感じることに成功している。(TNG: 非情なる駆け引き、愛なき関係、DS9: 機械じかけの命、恋の感謝祭)
伝統と文化[]
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人物[]
- ベタゾイドの一覧
- 無名のベタゾイド
付録[]
登場回[]
TNGはディアナ・トロイを除く登場エピソード。