ベータ・ストロングレン(Beta Stromgren)はベータ宇宙域の赤色巨星。太陽からは300光年以上、惑星連邦が有人探査を行った領域からは23パーセク離れたロミュラン帝国の領域に位置し、2366年に超新星化した。(Star Trek: Star Charts)
連邦はこの恒星の崩壊を観察する為に長距離探査機ヴェガ・ナイン・プローブを送った。しかし探査機は観察の間にベータ・ストロングレンの軌道を通過するガムトゥーと呼ばれる宇宙空間で生活する生命体を発見し宇宙艦隊は「ブリキ缶」と名付けた。USSエンタープライズ(NCC-1701-D)とロミュランのディデリデクス級ウォーバードが調査の為に派遣され、ガムトゥーは自ら死ぬ為にベータ・ストロングレンを訪れた事が判明した。
USSエンタープライズDに乗った連邦のファースト・コンタクト専門家タム・エルブランは、ベータ・ストロングレンが爆発する前にガムトゥーとコンタクトを取り、ガムトゥーはエンタープライズとロミュラン艦を新星から離れた位置へ弾き飛ばし、タム・エルブランはガムトゥーと共に未知の領域へ旅立って行った。(TNG:孤独な放浪者)
背景[]
恒星ベータ・ストロングレンの名称は、恐らく20世紀地球の天文学者ベンクト・ジョージ・ダニエル・ストレームグレン(Bengt Georg Daniel Strömgren)に因んで名付けられたと思われる。ストレームグレンはTNG制作が始まった1987年に亡くなっている。