ベータ・ニオベ(Beta Niobe)は2269年に超新星化した恒星である。反物質宇宙の同じ位置には恒星アムフィオンが存在した。
2269年、USSエンタープライズ(NCC-1701)が到着した時ベータ・ニオベは超新星化の約3.5時間前であり、惑星サーペイドンは破壊されると予測された。(TOS:タイムマシンの危機)
2270年、エンタープライズは小惑星バベルへ向かう途中で超新星化したベータ・ニオベの近くを通った。新星を観測している時スポックはワープ36の速度でベータ・ニオベの中心へ向かうカルラ5宇宙船を見つけ、新星へ向かう自殺コースを取っていた宇宙船をトラクター・ビームで阻止しようと試みたが、エンタープライズも新星の中心に引き込まれて反対の位置に存在する超新星アムフィオンを通り抜けて反物質宇宙に入った。(TAS:逆流する時間)
背景[]
ベータ・ニオベの位置については、矛盾した情報がある。
- 『TOS: タイムマシンの危機』(1969年):ヴァルカン星から何百万光年も離れているとスポックが述べた。これは銀河系の外にあることを示唆する。
- 『TAS: 逆流する時間』(1974年):登場した星図では、銀河系の中心に対して地球の反対側、約5万光年の距離に描かれていた。これは後のシリーズで設定されるガンマ宇宙域やデルタ宇宙域に相当する。
- TNGの『TNG: 恐るべき陰謀』に登場した大きな星図では、ベータ・ニオベは目盛351と352の間に描かれており、地球からはロミュラスより近くにある。ベータ・ニオベの近くに描かれているのはAriannus、サーペイド(Sarpeid)、こと座ベータ星である。