ペンサラ4号星(Penthara IV)は惑星連邦領域に存在するペンサラ星系の第4惑星で、24世紀には連邦のコロニーが建設され連邦に加盟している。
ペンサラ4号星は構造学的に非常に安定しており100年程の間地震が観測された事はなかった。2000万以上の入植者が居住しておりペンサラ4号星を故郷と呼んでいて、大きなコロニーの1つにニュー・シアトルがある。惑星はコロニーの指導者グループが共同でコロニーの運命を決定し運営していた。
2368年、ペンサラ4号星の無人の大陸の1つにCタイプ小惑星が衝突しその影響で深さ12キロメーターの巨大な塵雲と、大きな大気歪曲が作り出され、惑星は核兵器による核の冬の様な状況に脅かされ、塵を通して届く太陽光が通常の20%未満になり地表は急速に寒冷化して行った。
最初に予想されたのは、衝突の直後2本の熱帯川が凍り付き惑星の寒冷化を打ち消す時間を作るが、衝突の10日後には温度が12度下がる事が予測された。
コロニー指導者の援助要請に応じて、USSエンタープライズ(NCC-1701-D)は科学者ドクター・ハル・モゼレイと共にクルーはフェイザー・ドリルを地下の二酸化炭素ポケットに入れて、二酸化炭素ガスを充分に放出して事実上の温室効果を作り出し一時的に太陽からの熱を溜めるプランを企画して、コロニー指導者達はこの先何十年も影響が起こるのを防ぐ事が出来た。
穴を開ける場所の正確な数の深さと位置を計算しエンタープライズDのフェイザーを使ってで惑星の地表に20箇所の穿孔を開け効果的にガスが放出され温度低下は止まり、赤道の2つの熱モニタリング・ステーションからは温度の上昇が報告され計画は初めは上手く働くように見えたが、しかし暫くして巨大な地震が発生した。
地震は穴を開けた事によって付近の安定していた構造プレートとマントルが崩壊して不安定になった事が原因で、更に火山の噴火とリヒター・マグニチュード・スケール8~8.5の多くの地震を引き起こした。コロニーは地震に耐えられる設計にはなっていたが、新たな問題として噴火による粉塵が大気の雲を増加させ噴火後の数日は太陽光が完全に遮られると見積もられた。
惑星大気から塵雲を除去する為に宇宙艦のフェイザーからイオン化された静電粒子を放射して塵を高エネルギー・プラズマに変換して、エンタープライズDのディフレクター・シールドに吸収して宇宙空間に放出する、もう1つのプランが考案された。
このプランは、カスケード効果によって放熱逆転が起きて惑星の大気を焼き尽くすリスクがあったが、計画は成功しコロニーと数百万の入植者は核の冬から救われ、温度は再び正常レベルまで上昇し降雪は止み、大気の微粒子の総量は小惑星衝突前の値になっていて、最終的には火山活動も止まった。(TNG:26世紀のタイム・トラベラー)
2371年、データ少佐とジャン=リュック・ピカード大佐が調べていた星図作成室の星図の中にペンサラ4号星が表示されていた。(スタートレック:ジェネレーションズ)