マンハイム効果(Manheim Effect)とは、USSエンタープライズD所属のデータ少佐によって名付けられた時間異常の現象の一つ。
効果の概要[]
データ少佐は、「時間が戻ってまた流れたり、別々の時間が同時に流れるなどして、時間が正常に流れない現象」と簡単に説明していた。
また、ジャン=リュック・ピカード大佐は、この現象を大昔のレコードの「針飛び」に似ていると例えた。
一方、正確な表現ではないものの、USSラロの艦長は、後のエンタープライズからの問い合わせに対して「しゃっくりのような現象に遭遇した」と言及していた。
効果の例[]
2364年、マンハイム効果による時間異常は時間と重力の関係性を論じた時間物理学者、ポール・マンハイム博士らを筆頭とする研究チームが、ヴァンダー4号星において別次元への窓を開いた実験での事故による副作用として発生した。この影響は周辺の半径数光年に及び、その範囲内には惑星連邦のコロニーがあるコルター4号星と、付近を航行中であったUSSラロ及びUSSエンタープライズなど多岐にわたった。
エンタープライズやラロのクルーたちは、「一度行なったはずの動作が、一瞬にして巻き戻され、繰り返されてから、普通に時間が流れ始める」といった、不可解な現象に遭遇した。
また、この現象がさらにイリコム星系にまで達したことをデータ少佐が、同艦のピカード艦長とウィリアム・T・ライカー副長に報告した際、「別の時間が同時に流れる現象」によって、ターボリフトに乗り込んだ後の彼らと、乗り込む前の彼らが一瞬ながらも対面する事態に陥った。
その後、エンタープライズがヴァンダー4号星に到着し、マンハイム博士と、その妻ジャニースを救出後、データ少佐が北緯20°9'・東経40°2'に存在する第1研究所に転送降下し、「窓」が次の時間異常現象を発生させるタイミングに合わせて反物質を投入させ、「窓」を塞ぐことに成功。以後、マンハイム効果による影響は終息した。(TNG: 時のはざまに)