ミランダ級(Miranda-class)は、惑星連邦宇宙艦隊が保有する宇宙艦である。
歴史[]
ミランダ級宇宙艦は2280年代中盤には運用が開始されていた。(スタートレック2:カーンの逆襲)
宇宙暦22519.5(24世紀前半頃)に建造されたミランダ級宇宙艦(USSブラッテン等)はヨーヨーダイン社によってエリダヌス座40番星A宇宙艦隊造船所で建造された。(TNG: 謎めいた狂気、就航記念銘板)
ミランダ級の主な任務は様々な科学調査任務からパトロール任務まで多岐に渡るものであった。(スタートレック2:カーンの逆襲、TNG: 謎めいた狂気、スタートレック4:故郷への長い道、DS9: プレゼント大作戦) また、24世紀後半にはミランダ級はクラス6補給艦と分類されていた。(TNG: DNA)
ボーグによる第一次及び第二次太陽系侵攻では、ウォルフ359の戦いやセクター001の戦い等の主要な戦闘に参加していた。(DS9: 聖なる神殿の謎、スタートレック:ファーストコンタクト) また、ドミニオン戦争では護衛艦として様々な戦闘に参加した。このクラスの多くの艦がDS9奪還作戦や第一次及び第二次チントカ星系の戦い、カーデシア・プライムの戦いといった戦争中でも最大規模級の戦闘に参加した。また、戦時中は多くのミランダ級が重要な拠点であるディープ・スペース・9付近に配備されていた。(DS9: ディープ・スペース9奪還作戦・後編、決意の代償、変節の時、終わりなきはじまり)
ミランダ級宇宙艦の模型はディープ・スペース・9の学校の教室等の様々な場所に飾られていた。(DS9: 宇宙商人フェレンギ星人)
技術情報[]
構成[]
ミランダ級宇宙艦の基本的なパーツは2270年代前半に順次改装されたコンスティチューション級の構成パーツデザインとの類似性が高かった。(劇場版スタートレック)
ミランダ級宇宙艦の外観の大きな特徴は、一般的な連邦宇宙艦の基本的なデザインである円盤部と推進部という構成ではなく、コンスティチューション級改の円盤部モジュールに増設モジュールを追加し、その直下に直接エンジン・ナセルを接合した船体構成となっている。円盤部最登頂部に位置するブリッジ・モジュールはコンスティチューション級のモジュールとは別のモジュールが採用されている。
円盤部の艦尾側下部の右舷側と左舷側にそれぞれ支柱が接続されており、コンスティチューション級改と同じ外観のエンジン・ナセルを接続している。(スタートレック2:カーンの逆襲)
円盤部の設計上の特徴として、艦首最前部にドッキング・ポートが配置されていることが挙げられる。また、円盤部の艦尾側にはモジュールが増設されており、増設されているモジュールの最後尾の中央にはインパルス・エンジンが配置されている。そして、インパルス・エンジンを挟んで左右に一つずつ大型のシャトルベイのドアがあり、“1”及び“2”と視認できる大きさで番号が表示されている。(スタートレック2:カーンの逆襲、DS9: クリンゴンの暴挙他)
ヴァリエーション[]
ミランダ級には大きく四つのヴァリエーションが存在していた。
標準的なミランダ級は、円盤部後部に上部構造物(ロールバー)が追加されている。船体を挟んでその直下のエンジン・ナセルを支える支柱を船体の上部まで延長し、支柱の先端に大型のフェイザー・キャノンが設置され、フェイザー・キャノン同士を繋ぐようにロールバーが配置された。ロールバーの中心には大型の魚雷ランチャーが設置されており、艦首及び艦尾側の射界を確保していた。2373年後半までには近代化改修が行われエンジン・ナセルはアップグレードを受けた。そのため、ナセルが青く発光するタイプへと切り替えられた。(スタートレック2:カーンの逆襲、DS9: ディープ・スペース9奪還作戦・後編)
その他にも上部構造物を撤廃したモデルや、上部構造物を撤廃して代わりに艦舷両サイドに大型のモジュールを追加したモデル等も建造された。(TNG: DNA、DS9: 聖なる神殿の謎)
戦術システム[]
すべてのミランダ級は円盤部上部及び下部それぞれ三か所にフェイザー・バンクが設置されている。
ロールバーを装備しているタイプの艦では、ロールバーの左右にそれぞれ大型のフェイザー・バンクが設置されている。また、ロールバー中央部の構造物は魚雷ランチャーであり、前部と後部にそれぞれ2本の魚雷発射管が設置されている。(スタートレック2:カーンの逆襲、スタートレック:ファーストコンタクト)
24世紀になると、ミランダ級の武装は多くの変更が行われた。船体左右にモジュールが増設されたモデル等は、円盤部の最下部のドームにフェイザー・アレイや魚雷ランチャーを設置しているモデルもある。(DS9:聖なる神殿の謎)
クラス6補給艦と分類されるミランダ級の一部のモデルは、クラス3防衛力とランクされる武装がされていた。(TNG: DNA)
ドミニオン戦争中、戦闘に参加した多くのミランダ級はロールバーを搭載した標準型のモデルであったが、その武装は23世紀のものよりアップグレードされ、24世紀の宇宙艦と同等のフェイザー・アレイと光子魚雷を搭載していた。(DS9: ディープ・スペース9奪還作戦・後編、終わりなきはじまり、VOY: 道は星雲の彼方へ)
内部デザイン[]
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メイン・ブリッジ[]
通路[]
機関室[]
転送室[]
シャトルベイ[]
乗員私室[]
同型艦[]
ミランダ級宇宙艦 |
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USSブラッテン • USSラントリー • USSマジェスティック • USSノーチラス • USSリライアント • USSサラトガ(NCC-1887) • USSサラトガ(NCC-31911) • USSシカー • USSシタック • USSテンアンモン • USSトライアル • 名称不明艦 |
付録[]
登場回[]
背景[]
『スタートレック2:カーンの逆襲』のストーリーが構想されていたとき、元々USSリライアントはUSSエンタープライズと同じコンスティテューション級という設定だった。だが、ストーリーボードの段階で、観客にエンタープライズとリライアントの違いをわかりやすくするために、リライアントはコンスティテューション級とは異なったデザインの宇宙艦へと再デザインされ、結果、ミランダ級としてのUSSリライアントが誕生した。
USSリライアントはその後、『スタートレック4:故郷への長い道』に登場するUSSサラトガ(NCC-1887)としてレジストリと艦名が書き換えられた。以後、このリライアントのモデルはTNGでも同じミランダ級としてUSSラントリーやUSSブラッテンとして再利用・再登場することになる。