メゾッティ(Mezoti)はノーケディアンである。故郷は人口2億6000万のシータ級小惑星。幼い頃にボーグに同化され数年をボーグ・ドローンとして生きたが2376年にUSSヴォイジャーに救出されて1年ほど旅を共にした。
経歴[]
2376年、メゾッティの乗っていたボーグ・キューブは成熟したドローンがウイルスで全滅したために無力化された。彼女は未成熟なまま成熟室から出てしまい、他の幼いドローンらと5人で「集合体」を形成したがボーグ集合体からは切り離されていた。
彼らはデルタ・フライヤーを攻撃して人質をとり、交換にUSSヴォイジャーのディフレクター・アレイを集合体との連絡のために要求した。ヴォイジャーからセブン・オブ・ナインが交渉に訪れた。元ドローンだと気付いたメゾッティはセブンを「修復」できるかも知れないと考えた。イチェブとメゾッティは交渉条件通りセブンを人質に会わせた。トム・パリスがシールドを破ろうとしていたため、メゾッティは彼を攻撃した。セブンはそれを不必要だと指摘したが、メゾッティはパリスに「学習」させたと述べた。
その後キャスリン・ジェインウェイ大佐もキューブを訪れ、子供たちを個人に戻してヴォイジャーで受け入れることを提案した。リーダーのファーストは聞き入れなかったが、メゾッティは故郷を覚えているか聞かれて基本的な情報を答えた。
ハリー・キムがボーグ・キューブ内を移動しているのを発見したのはメゾッティだった。キム少尉は道しるべのためにトランプのカードをあちこちに置いていたが、メゾッティが集めてしまっていた。キムはドローンに捕まり、ナノ・プローブを注入された。
ドローンたちはヴォイジャーのディフレクターを強奪しようと試みたが、既にボーグ集合体から見捨てられていることを知らされた。メゾッティはイチェブ、エザンとレビ兄弟とともにヴォイジャーへ移ることを決めた。(VOY:遺棄されたボーグ)
その後、エザンとレビは同胞であるウィサンティの元へ戻ることになった、この時にメゾッティも2人と一緒にウィサンティ船に移り、ヴォイジャーを離れた。その時の心境について、イチェブは「まるで時間の流れが変わったみたいだ」と述べていた。(VOY:セブンの涙)
人物像[]
ドローン時代のメゾッティは攻撃的ではあったが仲間意識が強く、死に際のファーストにも声をかけるなど優しさのような一面も見せた。
また、他の若いドローンたちよりも感性が豊かだった。キューブでキム少尉の残したカードを集めた時もハートのクイーンを気に入り、「セブン・オブ・ナインに似ている」と言った。ヴォイジャーに移った初日にも、教えられた自分の名前「メゾッティ」を美しいと述べた。(VOY:遺棄されたボーグ) セブンによる教育が始まった頃は規則から逸脱する行動が目立ったが、幾何学をテーマにした塑像の時間にはセブンの顔を作った。彼女の自由奔放で「無秩序」な振る舞いはセブンが子供の扱い方を考え直すきっかけになった。(VOY:帰らざる時間)
メゾッティは昆虫に興味を持っており、第1回ヴォイジャー科学博覧会ではアリの巣を展示した。(VOY:苦悩するボーグ・チャイルド)