ロミュラン上院議会(Romulan Senate)[1]は、ロミュラン帝国の最高議会である。ロミュラン上院議会議場はロミュラン帝国の首都惑星ロミュラス上に位置する。上院は、政務長官(プラエトル)、総督(プロコンスル)、副総督及び上院議員によって構成されている。上院はロミュラン週の三日目には開催されず、議会開催日は予測ができない様に複雑な日程で開催されていた。(TNG:潜入!ロミュラン帝国・前編~ミスター・スポックの失踪~、VOY:ワームホールの崩壊)
24世紀後期[]
タル・シアーとオブシディアン・オーダーの連合艦隊が創設者を撃滅するためにガンマ宇宙域へ向かった後に、タル・シアーは上院に対してその行動についての説明したメッセージを送った。上院はタル・シアーの行動に対して「一切関知していない」との声明を出し、タル・シアーの行動を止めるか否かは作戦の成功を静観すると主張した。(DS9:姿なき連合艦隊・後編)
タル・シアーのコヴァル議長は、しばしば自分がロミュラン政府に送り込まれた連邦の工作員であるという嫌疑から目を逸らせるために、上院内に連邦のスパイがいると主張した。(DS9:闇からの指令)
ヴリーナック議員は、親ドミニオン派の重鎮として知られていたが、彼の死がロミュラン帝国のドミニオン戦争への対ドミニオン参戦のきっかけとなった。(DS9:消された偽造作戦)
数院の上院議員が、ドミニオン戦争の最前線に派遣され上院の意向を示した。レタントやキマラ・クレタク等の議員たちはディープ・スペース・9でロミュラン帝国を代表した。(DS9:決意の代償、DS9: 砂漠からの呼び声、DS9: 預言者の呪縛、DS9: 闇からの指令)
ロミュランがベイジョー星系のデルナに建設した病院を防衛するためにプラズマ魚雷の発射管を設置したことについて、連邦評議会は正式な抗議文をロミュラン上院議会へ送ったが、上院はそれに対して更に抗議で返答した。(DS9:預言者の呪縛)
2379年、ロミュラン上院議会のメンバーは1名を除いた全員がレムスのシンゾンによって暗殺された。レムスはロミュラン軍部の援助を受け、政務長官就任を宣言した。シンゾンの死後にレムスの反乱が鎮圧された後、上院は再召集された。(スタートレック:ネメシス)
上院議員[]
- 22世紀
- ヴァルドア議員
- ヴラックス
関連項目[]
- ロミュラン永続委員会
付録[]
注釈[]
背景[]
正史上でロミュラン上院が言及される以前に、Diane Duaneは彼女の小説の 『My Enemy, My Ally』(1983年)内で言及していた。
しかし、『TNG: 潜入!ロミュラン帝国・前編~ミスター・スポックの失踪~』及び『TNG: 潜入!ロミュラン帝国・後編~ミスター・スポックとの再会~』に基づく彼女の小説『Unification』では、製作責任者のジェリ・タイラーからロミュラスの首都名として「Dartha」という非公式名称を与えられた。しかしながら、Pocket Booksから出版されるパラマウント公式小説である『Vulcan's Heart』(Josepha Sherman、Susan Shwartz著)では、ロミュラン首都の名称を「Ki Baratan」としている。
尚、この小説の中で上院議会議場は「Hall of State」と命名されている。