この項では、主に、24世紀の代表的な宇宙艦であるギャラクシー級を例として、ワープ・エンジン(Warp Engine)の構造について述べる。ワープ航法の一般的説明については、ワープ・ドライブの項を参照のこと。
構成[]
ギャラクシー級のワープ・エンジンは、大きく分けて以下の3つの主要なパーツから構成される。
- 物質/反物質反応アセンブリ(Matter/Antimatter Reaction Assembly: M/ARA)、別称ワープ・コア(Warp core)
- パワー・トランスファー・コンジット(Power Transfer Conduit: PTC)
- ワープ・ナセル(Warp Nacelle)
連邦の宇宙艦に搭載されるワープ・エンジンは、燃料として物質(正物質)と反物質を使用する。基本的な流れとしては、物質/反物質反応アセンブリ内部で両者を反応させ、その結果得られる膨大なプラズマ・エネルギーを、パワー・トランスファー・コンジットでワープ・ナセル内部へと導き、ワープ・コイルの中を前方から後方へと流すことで、船体を包み込むワープ・フィールドが発生し、艦は超光速での航行が可能となる。
物質/反物質反応アセンブリ[]
燃料である正物質(デューテリウム=二重水素)と反物質(反デューテリウム=反二重水素)を反応させ、プラズマ・エネルギー(ワープ・プラズマ)を取り出すのが物質/反物質反応アセンブリの役割である。その構成パーツは、以下の通りである。
- デューテリウム貯蔵タンク(Primary Deuterium Tank: PDT)
- 正物質インジェクター(Matter Reactant Injector: MRI)
- 反物質貯蔵タンク(Antimatter Storage Pod)
- 反物質インジェクター(Antimatter Reactant Injector: ARI)
- 磁気抑制セグメント(Magnetic Constriction Segments)
- 反応チャンバー(Reaction Chamber)
- ダイリチウム結晶(Dilithium Crystal)
- ダイリチウム結晶支持フレーム(Dilithium Crystal Articulation Frame)
- シータ・マトリクス生成装置(Theta Matrix Compositor)
- 反物質ジェネレーター(Antimatter Generator)
デューテリウム貯蔵タンク[]
13.8K(-259℃)に冷却されたデューテリウムを貯蔵するタンクで、損傷に備えて内部は分割されている。USSエンタープライズDの場合は、第27デッキから第29デッキにかけてのフロアを占めており、その最大容積は63,200立方メートルである。燃料をフル積載した場合、船は無補給で約3年間任務の遂行が可能である。デューテリウムの分子は、タンクの壁を通して一定の割合で漏洩するため、その分を考慮に入れた容量となっている。なお、インパルス・ドライブ用の核融合燃料も同じタンクのデューテリウムを使用する。
正物質インジェクター[]
上部磁気抑制セグメントの上端に位置する円錐形のパーツで、貯蔵タンクから供給されたデューテリウムを反応チャンバーへ向けて噴射する役割を持つ。インジェクターの供給システムは6系統あり、各々、インレット・マニフォールド、燃料コンディショナー、プリ・バーナー、磁気冷却ブロック、トランスファー・ダクト/ガス・コンバイナー、ノズル・ヘッドで構成される。
反物質貯蔵タンク[]
反物質インジェクター[]
正物質インジェクターの反対側、下部磁気抑制セグメントの下端に位置するパーツで、形状は正物質インジェクターとほぼ同じである。
この記事は書きかけだ。是非とも、この記事に加筆してみて欲しい。記事を書く際は、画面上部の「編集」をクリックするように。 |