中性子(Neutron)は電気的に中性な亜原子粒子で、原子を構成する三つの基本粒子の一つである。バリオン(重粒子)でありハドロンに属しフェルミオンである。核子を構成する二種類の粒子の一つ(もう一つは陽子)で、安定した二つのダウン・クォーク(電荷は-1/3)と一つのアップ・クォーク(電荷は+2/3)から成り中性の電荷を持つ。質量は電子の約1839倍で1.6749×10-27kg、939.573MeV程で陽子より僅かに重い。反粒子はスピンが逆向きの反中性子がある。
2152年エンタープライズ(NX-01)に中性子の性質(質量、電荷、モーメント等)を応用して作られた中性子顕微鏡が導入された。(ENT: 消せない汚名)
中性子はエネルギーの形態で利用することができる。ズィンディ爬虫類族のダムロンは中性子をエネルギー源とするバイオリアクターで生物兵器を培養し、人類を破滅に陥れようとした。(ENT: デトロイト2004)
2265年にジェイムズ・T・カーク大佐は突然変異で超能力に目覚めたゲイリー・ミッチェルに対処する為、USSエンタープライズ(NCC-1701)にもし12時間以内に連絡が無ければデルタ・ヴェガに致死量の中性子放射線を照射して破壊する様に指示した。(TOS: 光るめだま)
多くの宇宙艦のワープ・コアからは中性子放射線が放出されているが、スキャンによって艦を見つける事が出来る。2293年にスポック大佐はUSSエンタープライズ(NCC-1701-A)の至近距離から中性子放射線が放出されており、それはチャン将軍の指揮するクリンゴン・バード・オブ・プレイからの放射だと推理した。(スタートレック6:未知の世界)