医療部長もしくは医療主任(CMO: Chief medical officer)とは、宇宙艦の医療部を統括する医療士官である。23世紀には「ship's surgeon(船医)」と呼称されていたこともある。
階級[]
医療部長の階級は特に規定されてはいない。尉官の階級で医療部長を務める士官もいるが、通常は少佐以上の佐官クラスの階級を持つ士官が務めることが多い。なぜなら、医療部長には艦の指揮官の権限を健康上の理由で剥奪することが職務上許されている為、高い階級を持った士官が配置されるケースが多いとされる。また、医療部長はブリッジ士官試験に合格すれば艦の指揮を執ることも可能である。(TNG: 記憶喪失のアンドロイド)
役割[]
医療部長は宇宙艦もしくは宇宙基地の医療室が配属先であり、医療部員を指揮する権限が与えられている。医療部長はクルーの健康の維持管理に責任を持っている。また、医学的科学的研究もその任務に含まれており、上陸任務等では医学的見地からの調査等にも参加する。
権限[]
医療部長は士官の健康状態や精神状態を科学的な見地から判断し、任務継続が不適任であると立証するならばその士官の役職や権限を剥奪することが宇宙艦隊一般命令・規則の医療規則第121条のAで認められている。この権限は相手が艦長などの指揮官クラスの士官や提督クラスの将官であっても行使が可能とされる。(VOY: 時空侵略戦争・後編)
宇宙艦隊の医療部長[]
- Dr.フロックス
- エンタープライズ(NX-01) (2151-2161)
- Dr.サラ・エイプリル
- USSエンタープライズ (2245- 2254)
- Dr.フィリップ・ボイス
- USSエンタープライズ (2254)
- Dr.ジョセフ・ムベンガ
- USSエンタープライズ (2259)
- Dr.マーク・パイパー
- USSエンタープライズ (2265)
- Dr.レナード・マッコイ
- USSエンタープライズ (2266-2270, 2273-2285)
- USSエンタープライズA (2285-2293)
- Dr.クリスチャン・チャペル
- USSエンタープライズ (2273)
- Dr.ビバリー・クラッシャー
- USSエンタープライズD (2364, 2366-2371)
- USSエンタープライズE (2372-2379)
- Dr.キャサリン・ポラスキー
- USSレパルス (?-2365)
- USSエンタープライズD (2365)
- Dr.ジュリアン・ベシア
- ディープ・スペース・9 (2369-)
- USSディファイアント(NX-74205) (2371-2375)
- USSディファイアント(NCC-75633) (2375-)
- ドクター
- USSヴォイジャー (2371-2378)
- Dr.カーター
- USSエクセター(NCC-1672) (2268)
- Dr.アーサー・コールマン
- 所属不明
- Dr.フレイム
- USSベレロフォン(NCC-74705) (2375)
- Dr.エリザベス・レンズ
- USSレキシントン(NCC-61832) (2371)
- Dr.マーティン・レッカム
- USSストレイタ
- Dr.タアナ
- USSセリトス (2380)