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Astrometrics

USSヴォイジャーの天体測定ラボ。

 天体測定部(Astrometrics)は連邦宇宙艦などに設けられた星図作成に特化した部署である。

 22世紀においては、サンフランシスコに強力な天体測定コンピュータがあった。エンタープライズ(NX-01)からクラングが拉致された時、トゥポル副司令官はエンタープライズのセンサーに現れた空間ひずみを分析するのために地球へ戻ってこのコンピュータを使うべきだと提案した。(ENT:夢への旅立ち

 エンタープライズにも天体測定部はあった。2153年アーチャー大佐超極巨星の調査準備中、天体測定部が研究を始めたくて「ウズウズしている」だろうと述べた。(ENT:第3の性

 USSヴォイジャーには2374年に特別な天体測定ラボ(Astrometrics lab)がつくられた。チャコティ中佐の要請でハリー・キム少尉セブン・オブ・ナインがデザインしたもので、恒星惑星星雲他様々な天体を星図に記録するために使用された。ヴォイジャーの天体測定ラボは、スペースドックを出てからこの時まで全くアップデートがされていなかった。(VOY:生命なき反乱) 新しい天体測定ラボは同年完成し、上級士官に披露された。(VOY:時空侵略戦争・前編) このラボには大きな広角のホログラフィック・スクリーンがあり、星図を3次元的に表示することが可能であった。スクリーンを操作するためのコントロール・パネルはいくつかあった。スクリーンの下、コントロール・パネルの前にはプレゼンテーションに使える広いステージのような壇があった。天体測定ラボの脇の壁には3つの作業ステーションがあった。セブンはヴォイジャーが遭遇した天体を星図に記録してカタログを作成するのに多くの時間をここで過ごした。

 利便性や高度な分析のために、天体測定ラボは通信用に使われたりセンサー情報へのアクセスに使われたりすることもあった。パスファインダー・プロジェクトを通じて地球との通信が可能になったヴォイジャーのクルーは天体測定ラボを使った。

 2375年、セブンは多重人格のような混乱を来した。その時彼女に現れたフェレンギデイモントロットの人格は天体測定ラボのスクリーンをラチナムの延べ棒12本でジェインウェイ艦長に売ろうとした。(VOY:遥かなるボーグの記憶

別の時間軸

 ヴォイジャーに発生した別の時間軸の未来では、ナオミ・ワイルドマンイチェブが天体測定ラボで働いていた。(VOY:対決する時空

背景

 ヴォイジャーの天体測定ラボには、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した実際の写真が多く表示されている。

日本語訳

 『ENT: 夢への旅立ち』日本語吹替え版では天体測定コンピュータ(Astrometric computer)は「天体観測コンピューター」と訳された。

 『ENT: 第3の性』日本語吹替え版でAstrometricsが天体測定部と訳された。

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