宇宙ひも。
宇宙ひも(cosmic string)とは宇宙空間の現象の一つで、極めて細くて強力な重力場によって特徴づけられる。宇宙ひもは陽子一個分よりも細いが、ブラックホールと同程度の強力な重力場をもつ。宇宙ひものまわりには非常に加速された星間ガスが集まることがあるのでそれにより標準的なセンサーでも感知可能となる。宇宙ひもはその事象の地平面で原子が崩壊する時に特徴的な亜空間周波数の集合を発生する。
2367年、USSエンタープライズDはおよそ107キロメートル長の宇宙ひものフラグメントに遭遇した。エンタープライズは不注意にも宇宙ひもに住む2次元生命体に捕らわれてしまい危うく破壊されかけた。脱出するために、エンタープライズはディフレクター盤を使って宇宙ひもの振動を装った。生命体は混乱してエンタープライズを放し、宇宙ひもに戻って行った。（TNG:失われたテレパシー）
2368年、カウンセラー・ディアナ・トロイは宇宙ひもが量子フィラメントと似た特性があると間違って仮定した。（TNG:エンタープライズ・パニック）