(制作視点での記事)
宇宙戦士への道 | |
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制作順No. | 40271-119 |
本国初放映 | 1988年3月14日、第18話 |
脚本 | サンディ・フライズ |
監督 | マイク・ヴェジャー |
宇宙暦/西暦 | 41461.2/2364年 |
ウェスリーはレルヴァ7号星で宇宙艦隊アカデミーの入学試験を受ける。一方、エンタープライズにはレミック少佐とグレゴリー・クイン少将が乗艦し不正がないか視察を行う。
ストーリー[]
ウェスリーは入学資格試験に落ちた友人ジェイクを慰めつつアカデミー入学試験を受けにレルヴァ7号星に向かう。
エンタープライズではそれと入れ替わりにレミック少佐とグレゴリー・クイン少将を受け入れる。ピカードだけと話をしたいという提督。レミックは監査局の少佐で、エンタープライズで不正が行われている疑いがあるから調査したいと言うのだ。提督も調査が終わるまで艦に滞在したいと要望する。
ウェスリーと一緒に試験を受けるのは他に、オリアナ、トゥシェニック、モードックの三人だ。チャン教官はこの内一人だけが入学出来ると言う。さっそく試験用のディスプレイに向かう四人。
監査をするレミック。「まるでスパイだ」と、いい顔をしないラフォージ。ライカーもどういうことなのか全部聞きたいとピカードに尋ねるが「答えられない」と言われる。納得出来ないというライカーだが、ピカードとしては協力すると言った以上後には引けないと言わざるを得ない。
艦長に対して航星日誌が捏造されている件で尋問するレミック。
初日の試験を終え帰ってきたウェスリーがホロデッキにいるのをウォーフが見つける。翌日のサイコテストを不安がっているウェスリー。サイコテストとは恐怖にしっかり対処出来るかを試すテストなのだ。自分の恐怖は他人に心を開けない事だと言うウォーフ。
翌日。シャトル格納庫に侵入者がある。ウェスリーの友人ジェイク・カーランドだ。試験に落ちて自暴自棄になっていたのだ。操作ミスでシャトルはこのままだと大気圏に突入してしまう。シャトルの進路をレルヴァに向けろというピカード。大気層の反発で帰還させようとするのだった。「彼は規律は学ばなかったか」と嫌味めいたことをいうレミック。
肩がぶつかったと言いがかりをつける相手に怒るウェスリー。それを見ていた教官はザルダン人に対する反応として合格だと言う。抜き打ちのテストだったのだ。
艦内ではデータ、ウォーフ、ビバリー、それにピカードに尋問するレミック。いい加減立ち去って欲しいというピカードに、これ以上いられると罪がばれるからか? と言うレミック。唯一の罪は調査を許した事だと答えるピカード。
これまで培った友情もこれで終わりですか? と言うピカードに、提督は調査は絶対に必要なものだと答える。そこにレミックが入ってきて、調査の結果不正は見つからず、確かなチームワークから生まれる連帯感と家族意識が感じられたと報告する。そして、今の任務の解任後はエンタープライズに志願したいとまで言う。
提督は、反乱の気配があるので上層部を信用できる人間で固めたい[1]という考えから、ピカードの行動を確認したかったのだ。ピカードを提督にし、アカデミーを引き継がせたいという提督。政治は苦手だ、時間をくれ、とピカード。
サイコテストが始まる。ウェスリーが入ったのは椅子一つだけの部屋だ。その時、外で音が響く。ある室で液体水素バルブが壊れて惨状が広がる中、二人が取り残されている。隔壁が閉じる中、必死で一人を助けるウェスリー。教官がやってきて、実はこれはテストだったのだと言う。
試験に合格したのはモードックであった。
カーランドに、逃げても何にもならんことが分かっただろうと諭すピカード。
試験に落ちて沈んでいるウェスリーに、自分も最初は落ちたというピカード。「但し、一度だけだった」と。
ピカードのクイン提督への返事は、「ここが好きなんです」であった。
付録[]
注釈[]
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