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==海軍少尉==
 
==海軍少尉==
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 '''海軍少尉'''(Ensign)は陸軍同様士官の中でもっとも低いランクの階級であり、主に軍艦の乗組士官として航海長や機関長等の科の長を補佐する。 
 
 '''海軍少尉'''(Ensign)は陸軍同様士官の中でもっとも低いランクの階級であり、主に軍艦の乗組士官として航海長や機関長等の科の長を補佐する。 
   
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 海軍少尉は士官学校(宇宙艦隊では[[宇宙艦隊アカデミー]])を卒業した後に最初に任官される際の階級である。これは[[合衆国陸軍]]や[[合衆国空軍]]、[[合衆国海兵隊]]の少尉と同等の階級である。
 
 海軍少尉は士官学校(宇宙艦隊では[[宇宙艦隊アカデミー]])を卒業した後に最初に任官される際の階級である。これは[[合衆国陸軍]]や[[合衆国空軍]]、[[合衆国海兵隊]]の少尉と同等の階級である。
   
 海軍及び宇宙艦隊の少尉はその特殊な職業上、専門家としてリーダーとなるための最初のステップとなる。宇宙艦隊では将来様々な分野での指揮官となるため、他の[[下士官]]と同様に上級士官らに指導を受ける。そして、その職務が認められると次のステップとして[[中尉]]へと昇進していく。([[TNG:アンドロイドの裏切り]]
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 海軍及び宇宙艦隊の少尉はその特殊な職業上、専門家としてリーダーとなるための最初のステップとなる。宇宙艦隊では将来様々な分野での指揮官となるため、他の[[下士官]]と同様に上級士官らに指導を受ける。そして、その職務が認められると次のステップとして[[中尉]]へと昇進していく。({{TNG|アンドロイドの裏切り}}
   
 [[ギャラクシー級]][[宇宙艦]]等の様な大きな艦では、少尉がベテランの下士官の指揮下について専門技術を学ぶことは珍しいことではない。<ref>『{{TNG|空白の一日}}』で、[[下士官]]である[[マイルズ・オブライエン]]が自分よりも階級が上の少尉らを指揮下においている姿に、階級制度上の矛盾が見られるが、その理由についてのいくつかの論理的説明の中で最も有力なものとして、オブライエンには役職上の権限があったという見方である。そのため、階級上では下士官でも部署の長としてその部署に所属する少尉以上の階級の人員に対してより上位の権限が与えられているというものである。また、『[[スタートレック:ディープ・スペース・ナイン]]』では、オブライエンはオペレーション主任であったため、他の[[上級士官]]同様高い権限が付与されていた。</ref>([[TNG:空白の一日]]
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 [[ギャラクシー級]][[宇宙艦]]等の様な大きな艦では、少尉がベテランの[[下士官]]の指揮下について専門技術を学ぶことは珍しいことではない。<ref>『{{TNG|空白の一日}}』で、[[下士官]]である[[マイルズ・オブライエン]]が自分よりも階級が上の少尉らを指揮下においている姿に、階級制度上の矛盾が見られるが、その理由についてのいくつかの論理的説明の中で最も有力なものとして、オブライエンには役職上の権限があったという見方である。そのため、階級上では下士官でも部署の長としてその部署に所属する少尉以上の階級の人員に対してより上位の権限が与えられているというものである。また、『[[スタートレック:ディープ・スペース・ナイン]]』では、オブライエンはオペレーション主任であったため、他の[[上級士官]]同様高い権限が付与されていた。</ref>({{TNG|空白の一日}}
   
 
===階級章===
 
===階級章===
 [[22世紀]]の[[地球連合宇宙艦隊]]では少尉の[[階級章]]はランクピン一つであった。[[2250年代]]から[[2260年代]]の[[連邦]][[宇宙艦隊]]では、少尉の階級章は制定されていなかった。([[TOS:歪んだ楽園]]、{{TOS|宇宙軍法会議}})
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 [[22世紀]]の[[地球連合宇宙艦隊]]では少尉の[[階級章]]はランクピン一つであった。[[2250年代]]から[[2260年代]]の[[連邦]][[宇宙艦隊]]では、少尉の階級章は制定されていなかった。({{TOS|歪んだ楽園|宇宙軍法会議}})
   
 
 [[2270年代]]までには、それまで[[中尉]]として採用されていた階級章が中尉階級の廃止に伴い少尉の階級章とされた。({{film|1}}) [[2290年代]]までにはV字に似た階級章が新たに制定された。({{film|6}})
 
 [[2270年代]]までには、それまで[[中尉]]として採用されていた階級章が中尉階級の廃止に伴い少尉の階級章とされた。({{film|1}}) [[2290年代]]までにはV字に似た階級章が新たに制定された。({{film|6}})
   
 [[23世紀]]後半で採用された階級章は[[24世紀]]に入っても少なくとも[[2320年代]]まで使用され続けた。([[TNG:運命の分かれ道]]) 24世紀の終盤までに宇宙艦隊は新たな階級章を制定し、少尉の階級章は金のランクピン一つで示されるようになった。([[TNG:未知への飛翔]]
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 [[23世紀]]後半で採用された階級章は[[24世紀]]に入っても少なくとも[[2320年代]]まで使用され続けた。({{TNG|運命の分かれ道}}) 24世紀の終盤までに宇宙艦隊は新たな階級章を制定し、少尉の階級章は金のランクピン一つで示されるようになった。({{TNG|未知への飛翔}}
   
 
===著名な少尉===
 
===著名な少尉===

2021年4月7日 (水) 22:17時点における版

複数の時間軸
(複数の異なる時間軸からの情報)
Hoshi Sato, 2151

ホシ・サトウ少尉(ensign)。

 少尉とは、軍事組織の階級の一つであり尉官に分類され、将校の中で最低のランクである。少尉は新任の将校が最初に任官する階級である。少尉は中尉大尉の下で専門技術を学ぶ。そして、能力を認められると中尉へと昇進していく。

 英語では陸空軍少尉(Second lieutenant)と海軍少尉(Ensign)の区別があるが同等の階級である。

海軍少尉

 海軍少尉(Ensign)は陸軍同様士官の中でもっとも低いランクの階級であり、主に軍艦の乗組士官として航海長や機関長等の科の長を補佐する。 

義務と責任

 海軍少尉は士官学校(宇宙艦隊では宇宙艦隊アカデミー)を卒業した後に最初に任官される際の階級である。これは合衆国陸軍合衆国空軍合衆国海兵隊の少尉と同等の階級である。

 海軍及び宇宙艦隊の少尉はその特殊な職業上、専門家としてリーダーとなるための最初のステップとなる。宇宙艦隊では将来様々な分野での指揮官となるため、他の下士官と同様に上級士官らに指導を受ける。そして、その職務が認められると次のステップとして中尉へと昇進していく。(TNG: アンドロイドの裏切り

 ギャラクシー級宇宙艦等の様な大きな艦では、少尉がベテランの下士官の指揮下について専門技術を学ぶことは珍しいことではない。[1]TNG: 空白の一日

階級章

 22世紀地球連合宇宙艦隊では少尉の階級章はランクピン一つであった。2250年代から2260年代連邦宇宙艦隊では、少尉の階級章は制定されていなかった。(TOS: 歪んだ楽園宇宙軍法会議

 2270年代までには、それまで中尉として採用されていた階級章が中尉階級の廃止に伴い少尉の階級章とされた。(劇場版スタートレック) 2290年代までにはV字に似た階級章が新たに制定された。(スタートレック6:未知の世界

 23世紀後半で採用された階級章は24世紀に入っても少なくとも2320年代まで使用され続けた。(TNG: 運命の分かれ道) 24世紀の終盤までに宇宙艦隊は新たな階級章を制定し、少尉の階級章は金のランクピン一つで示されるようになった。(TNG: 未知への飛翔

著名な少尉

 これらは少尉時代に著名な功績を残した人物であり、最終的な階級は少尉ではない人物も含まれる。

宇宙艦隊の少尉を参照


陸空軍少尉

陸軍少尉 階級章
ファイル:Japan-2nd lt.png
日本軍 20世紀
ファイル:SS patch 2nd lieutenant.png
ナチス親衛隊およびエコス

 陸軍少尉(Second lieutenant)は伝統的な歩兵部隊の将校の中で最も低いランクであり、中尉の部下であった。約30名から成る小隊の指揮は通常中尉が執るが、場合によっては少尉が執る場合もある。陸軍から独立した空軍でも同様の階級が採用されている。
 20世紀地球合衆国陸軍警察では金の棒一本の階級章で階級が採用されていた。また、第二次世界大戦では日本ドイツでも採用されていた階級であった。日本軍の少尉の階級章は赤い肩章の上下に細い金モールと中央に太い金モールが装飾され、一つ星が中央に設えられていた。ドイツ軍の少尉はLeutnantと呼称され、親衛隊の少尉はUntersturmführerと呼称された。親衛隊の少尉は黒地の縁が銀モールで囲まれ、中央に斜めに三つの正方形の銀星が並んで設えられていた。

 1937年ブリオーリによって捕えられた人間の中に少尉の階級章をつけた軍服の日本軍人が含まれていた。(VOY:ミッシング1937

 ホロデッキ・シミュレーションのナチスによるフランス侵攻キャンペーンで、ヒロージェンのハンター達は1940年代のドイツ将校を演じた。ベータ・ヒロージェントゥランジは少尉の階級章を付けた親衛隊の制服を着ていた。(VOY:史上最大の殺戮ゲーム・前編VOY: 史上最大の殺戮ゲーム・後編

 別の時間軸アメリカ合衆国では、ヴォスクアドルフ・ヒトラー他数名の親衛隊少尉がアメリカへ上陸していた。(ENT:時間冷戦・後編


この階級は地球の軍隊で一般的に用いられた階級及び、銀河系の各勢力で一般的に用いられた階級を含めて一般的な階級をある程度省略して記載している

付録

注釈

  1. TNG: 空白の一日』で、下士官であるマイルズ・オブライエンが自分よりも階級が上の少尉らを指揮下においている姿に、階級制度上の矛盾が見られるが、その理由についてのいくつかの論理的説明の中で最も有力なものとして、オブライエンには役職上の権限があったという見方である。そのため、階級上では下士官でも部署の長としてその部署に所属する少尉以上の階級の人員に対してより上位の権限が与えられているというものである。また、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』では、オブライエンはオペレーション主任であったため、他の上級士官同様高い権限が付与されていた。

外部リンク