(複数の異なる時間軸からの情報)
巨大ガス惑星(gas giant)は巨大な惑星で大抵はフッ素、メタンとアンモニアを含むガスで構成されている。一般的に固体の地表は存在せず濃い大気で出来ていて、通常この荒れ狂う大気は恒星と同じ元素で出来ている。しかしながら核融合が始まるのに必要な質量には不足しており、理論的には2つの巨大ガス惑星が衝突する事で持続的な核融合反応が引き起こされ新しい恒星が誕生する。(TNG: 甦ったモリアーティ教授)
人類にはJクラス惑星、クラス6巨大ガス惑星、クラス7巨大ガス惑星及びクラス9巨大ガス惑星等の幾つかの種類の巨大ガス惑星が知られており、クリンゴンではクタール・クラスとして知られていた。(DS9: ディファイアントの危機、ENT: 夢への旅立ち、名誉に生きる者) 太陽系では4つの巨大ガス惑星が存在したが何れもクラス9巨大ガス惑星では無かった。(ENT: 名誉に生きる者)
巨大ガス惑星には時々ユニークな波形の激しい磁気フィールドが含まれ、結果として生じる電磁干渉は非常に奇妙に聞こえ、トラヴィス・メイウェザー少尉は子供の頃ECSホライズンに乗って巨大ガス惑星を通った時いつも父親にこの音は"セイレーン・コール"だと注意するように言われた。(ENT: 名誉に生きる者)
2152年、エンタープライズ(NX-01)はIKSソムローをクラス9ガス惑星から救出した。(ENT: 名誉に生きる者、反逆の法廷) 同年末、アーコニアン領域で数十の衛星を持ち、重力のジグソー・パズルの様な巨大ガス惑星に遭遇した。(ENT: 熱き夜明け) 2153年に発見した昆虫族ズィンディ・シャトルクラフトはパワー・グリッドの半分以上を構造維持に回しており、エンタープライズのクルーは巨大ガス惑星の内部を航行する為にそうしているのだと推測した。(ENT: トゥポルの反乱、爬虫類族の攻撃)
鏡像宇宙において、ソリアンはUSSディファイアントをヴィンターク星系の巨大ガス惑星の軌道上の施設に運び込んでいた。(ENT: 暗黒の地球帝国・後編)
2369年、USSエンタープライズ(NCC-1701-D)はデトリアン星系の2つの巨大ガス惑星の衝突を目撃する事が出来た。(TNG: 甦ったモリアーティ教授)
2370年、USSラマンはクルーが巨大ガス惑星の低軌道からサンプルを採取しようと試みた間、大気で罠に掛かった。(TNG: インターフェイス救出作戦)
2371年、女性可変種の操縦するマキ戦闘機はキラ・ネリスとオドーの乗るランナバウトをバッドランド付近の巨大ガス惑星の軌道上の衛星に誘き寄せた。(DS9: 可変種の定め)
背景[]
- 宇宙艦隊の惑星クラス分類では巨大ガス惑星はJクラス惑星に分類され、誕生して20億から100億年程で直径が50,000kmから140,000kmで、大気は様々なガスが異なる密度と温度で階層化しており、通常は恒星から遠いハビタブルゾーンの外側の寒冷な軌道を公転している。そして炭化水素ベースの固有の生命体が存在する可能性が知られている。(Star Trek: Star Charts)