法務総監(Judge Advocate General)、通常JAGは、宇宙艦隊の法務を扱う部門である。法務総監のオフィスは各宇宙基地に設置されており、法務総監要員の士官が判事を務める。2260年代には法務総監は業務部門士官が務めた。2350年代以降は司令部門士官が法務総監を務める。
2267年、アリール・ショー大尉は第11宇宙基地の法務総監であった。彼女はジェイムズ・T・カーク大佐を職務怠慢の罪で軍法会議に起訴した。(TOS: 宇宙軍法会議)
2355年、フィリッパ・ルヴォアはUSSスターゲイザー損失の件でジャン=リュック・ピカード大佐の査問会議の議長を務めた。また、2365年には彼女は大佐に昇進し、セクター23の法務総監に任命されている。2365年のルヴォア大佐の最初の裁判は、アンドロイド士官であるデータ少佐が宇宙艦隊の所有物なのか否かについての審議であった。そして、この裁判でデータ少佐は所有物ではなく個人としての権利が認められた。(TNG: 人間の条件)
2358年、法務総監はUSSペガサス内で発生した反乱についての調査を行った。(TNG: 難破船ペガサスの秘密)
2373年、リチャード・ベシアが息子であるジュリアン・ベシアに遺伝子強化を行った罪で起訴された際に、法務総監のベネット少将が判決を行った。(DS9: ジュリアンの秘密)
キャスリン・ジェインウェイ大佐はハリー・キム少尉に良い法務総監になれるとジョークを言った。(VOY: 偽りのナイチンゲール)
非連邦市民は、宇宙艦隊の人員によって取られた行動について法務総監に意義の申し立てを行う権利が認められている。(TNG: 謎のエイリアン部隊・後編)
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背景[]
ロナルド・D・ムーアは何故民間人のリチャード・ベシアの起訴を宇宙艦隊の法務総監が行ったかについての考察をこう述べている。(要約)
- スタートレック世界では私たちの世界とは明確に違う法的なシステムが確立している。データの裁判においてピカードがデータの弁護人を務め、ライカーが原告側代理人を務めた公聴会等の例もあるが、連邦の宇宙艦隊以外での司法の仕組みを一度も言及したことがないので、ベシアの件の司法取引も宇宙艦隊の法務総監に対処させた。宇宙艦隊は軍事組織と言う実態以外にも、警察機能や司法機能も併せ持っているという以前からの見解があるので、JAGが連邦の民間人の事例に関わっているのはもっともらしいことである。(AOL chat, 1997)
外部リンク[]
- 法務総監:非正史スタートレックWiki Memory Beta英語版
- Judge Advocate General:Wikipedia日本語版