緊急医療用ホログラムマークI | |
種族: | ホログラム |
キャラクター種族: | 人類 |
ホロプログラム名: | EMH Program AK-1 Diagnostic and Surgical Subroutine Omega-323 |
製作者: | ルイス・ジマーマン博士 |
モデル人物: | ルイス・ジマーマン(マークI) |
職業: | 医師(緊急時) |
起動日: | 2371年 |
状態: | 配置転換(マークI)(2377年) 後継に置換(マークII)(2377年) 不明(マークIII)(2377年) 活動中(マークIV)(2377年) |
俳優: | ロバート・ピカード(マークI) アンディ・ディック(マークII) |
日本語吹替: | 中博史(マークI) 柴本浩行(マークII) |
緊急医療用ホログラムマークII |
- 「緊急事態の概要を述べたまえ」
- EMH
緊急用医療ホログラム(EMH: Emergency Medical Hologram)は宇宙暦48315、ジュピター・ステーションでルイス・ジマーマンによって近代医学の具現化として設計され、2370年代に宇宙艦隊によって開発された精巧なホログラムで、24世紀後半にはほとんどの惑星連邦の宇宙艦に配備されていた。EMHは緊急事態時に、医療室において、船の医療主任にかわり医療チームを指揮し補助するようにプログラムされている。また、宇宙ステーションに配備されたかは、確認されておらず、少なくともカーデシアのものであったディープ・スペース・9には配備されていない。(DS9: ジュリアンの秘密)
また、EMHプログラムの正式名称を "EMH Program AK-1 Diagnostic and Surgical Subroutine Omega-323" という。
EMHは2000の医学知識と47の著名な医師の経験を兼ね備え、500万通りの医療処置の方法をプログラムされている。また、EMHは、非常時において一般医療士官の補助としての役割を学習し順応するように設計されている。
しかし、Dr.クラッシャーのようなEMHを使用することに異議を唱える医療士官も少なからずおり、彼女はUSSエンタープライズEがボーグに同化されそうになったとき、医療スタッフや、リリー・スローンら患者を、医療室から逃がすために起動したのみである。(スタートレック:ジェネレーションズ)
マークI型のEMHは、USSヴォイジャーの医療スタッフの単なる代替品であったので、1500時間の起動が限界であった。そのためメモリーの劣化が生じた。しかし、幸運にもクルーの助けもかりて、この欠点を修正している。(VOY: ドクターのオーバーロード) このようなことから、24時間体制で勤務につけるような制限のないホログラムの開発が要求され、結果として2373年の中頃に長期用医療ホログラム(LMH: Long-term Medical Holographic program)の開発のための研究が始まっている。(DS9: ジュリアンの秘密)
2376年頃になると、EMHはマークI, II, III,IVの4タイプが確認されている。マークIの外見は設計者のDr.ジマーマンのものだが、プログラム自体が時代遅れになっていたために、マークIの欠点克服を目的としてすぐに マークII が開発された。しかし、同年中にはマークIIもマークIII,IVに置き換えられている。この更新はマークIIにどのような欠陥があったからなのかは、明らかにされていない。またマークIは、少なくとも678体造られ、675体が任務に合わせて再度環境設定されている。そのうち1体ずつがUSSヴォイジャー、USSイクワノックスにあり、USSヴォイジャーのEMHのバックアップ・プログラムがキリアンによって所持されている。(VOY: ジマーマン博士の屈辱、700年後の目撃者、異空生命体を呼ぶ者達・前編、異空生命体を呼ぶ者達・後編)
更に、バージョンアップされた EMH は マークI よりも感じがよく、礼儀正しくなるようにプログラムされ、外見も変化させている。加えて、ホログラム用のプロジェクターを艦内中に張り巡らせたUSSプロメテウス(NX-59650)のような新しい船の設計によって、EMHは最大限の移動性を獲得した。(VOY: プロメテウスの灯を求めて)
マークI からEMH マークIIが交換配備された後、完全なオリジナルのマークI 型ホログラムは、この時点でデルタ宇宙域にいるUSSヴォイジャーとUSSイクワノックスに配備されているものだけであった。
24世紀終盤になると、緊急用医療ホログラムは様々な「緊急事態」向けのプログラムとともに緊急用ホログラム基礎インストレーションに組み込まれ、民間でも利用される技術となった。カプランF17高速貨物船にもその機能が実装されていた。(PIC: 無垢なる自己, 不可能の箱)
USSヴォイジャーのEMH[]
USSヴォイジャーのEMHは、29世紀の技術であるモバイル・エミッタを手に入れたことで、医療室やホロデッキ以外の場所でも活動できるようになり、更には船のメインクルーが死亡など任務に支障をきたし、船の指揮が困難になったときのための緊急指揮系統として緊急用司令ホログラム(ECH: Emergency Command Hologram)のプランを独自につめるなど、7年間のアルファ宇宙域への帰還の旅で個別な人格への進化をとげた。
ドクターのホログラムデータがロミュランに制圧されていたUSSプロメテウスに送られたとき、彼は、プロメテウスのEMH マークIIと共に、アドリブで船の奪還作戦を企てた。その方法は、船の環境制御装置を操作し船中に睡眠薬を充満させるというものだった。この当初の計画はロミュランに見破られ失敗に終わってしまったが、マークIIが機転を利かし、船全体にバイオハザードが発生したという偽の信号を流し、ロミュランを無力化することに成功し、プロメテウスを奪還している。
その後、本来の目的であったデルタ宇宙域にいるUSSヴォイジャーの生存情報と日誌を艦隊司令部に届け、無事にUSSヴォイジャーに帰還している。このことをきっかけに司令部は、USSヴォイジャーのサルベージ計画を本格化した。(VOY: プロメテウスの灯を求めて)
構造[]
関連項目[]
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